Appleの新型モジュール化Mac Proはレゴのような組み上げ式で、2020年発売か

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AppleがMac Proをモジュール(モジュラー)化するという情報は当ブログでもお伝えした通りですが、なんとその形態が、一つの筐体の中が開いてその中に様々な部品をカスタマイズできるようにするというイメージではなく、決まった接続規格とケーブルを使って、亀の子のように組み立てていく積み木のようなモジュールになるというような情報を、Apple Insiderが報道しています(Apple Insiderによればレゴブロックやレンガのように積み上げられる、とあります)。そしてそのモジュール化した新型Mac Proは今年のWWDC2019で構想は発表はされるかもしれませんが、2020年にならないと実際には販売開始とならないようです。

Tailosive TechがYouTubeで、Appleの内部からの情報として、新型Mac Proの情報を動画でアップしています。この動画によると、新しいMac Proは、上に積み重ねることが可能なタイプになっていて、それぞれのモジュールは現在のMac miniより少し大きいくらいで、ユーザは自分の必要な機能とスペックを選ぶことができる、というものです。

動画のうp主によれば、「内部情報に詳しい人物が教えてくれたところによれば、モジュール化の意義からすれば、Mac Proは積み重ねることができるタイプで、いくつもの部品が集まってできた開閉が可能なボックスタイプではないということです。もしMac Proを買うのであれば、あなたは様々なモジュールから選ぶことができます。そして必ず買わなくてはならないのはたった1つだけ、今のMac miniより少し重くて大きいいわゆる”ブレイン(=大脳)モジュール”なのです」とされています。そして実際に積み重ねた結果はこのようになるとされています。ってこれはMac miniをマルチサーバ化したものですね。。

Mac-Mini-Multi-Server-setup-l-l

またうp主は更に、「(このブレインモジュール)にはいくつかのポートがあり、更にRAMとCPUが搭載されています。Appleはこのブレインモジュールに専用のコネクタを搭載し、ユーザ毎に別途に購入した異なったモジュールをそこに接続していきます。例えば、I/O、GPUやその他の追加ストレージなど」と説明を付け加えています。例を挙げると、本当にパワフルなグラフィック処理を求めるプロユーザであれば、いくつか異なったGPUモジュールを購入し、思うがままに上に積み上げていけるということなのです。

現在でも、昨年リリースされたMac miniに、昨日リリースが発表されたMac対応Sonnet RX 570 eGPUを上に積み上げると、このような感じになります。まさに、こんなイメージになるということなのでしょうか。いやいや、Appleのことですから、もっとスマートな感じのデザインになるのでしょうけども。

sonnet-RX-570-puck-on-top-of-Mac-mini-l

そしてTailosive Techによれば、モジュラー式Mac Proは今年に発表はされるものの、販売開始は来年2020年になるとしています。また積み上げられた各モジュールがどのように動作するかについては、一番下のブレインモジュールが電源を供給するものの、それぞれのモジュールには独立した電源と冷却システムが搭載されるとしています。そしてこのブレインモジュールに搭載されたCPUは交換ができないということです。となると、アップグレードするにはブレインモジュールそのものを買い替える必要があるということになりそうです。

またAppleはこのモジュール化されたMac Proのそれぞれの接続にはThunderBolt 4を使用するとのこと。ThunderBolt 3を超える伝送速度を誇り、まだ正式には規格は発表されていないものの、既にApple社内ではテストが始まっているということです。

Appleはこの動画について何もコメントをしておらず、確実にこのようなものになるかどうかも定かではありませんが、ともかくAppleはMac Proをモジュール化するのは間違いないようです。そしてこの方が現実的で、Appleのやり方には合っているのかもしれません。コンセプトイメージで予測されていたこういうタイプではない、ということになりますね。。

Concept-modular-Mac-Pro-edge-to-edge-apple-display-Curved-015

もし上記の動画のようになるとすると、モジュール化したデバイスにはそれぞれ独立した電源と冷却システムが搭載されるため、それぞれのモジュールの単価は高くなりそうです。Appleとしては、接続のためのポートを認証で制限することで、Mac Pro専用のモジュールではない他社PC用の汎用外付け部品が使えないように制限をかけるのかもしれません。

しかし、それぞれのモジュールの人気によっては品薄状態になり、欲しいときに欲しいモジュールが揃わないという事態も考えられます。それがちょっと心配ですね。いずれにせよ、私は今のところMacBook Pro 13インチの2018 Ultimateモデルで満足しているので、購入することはないと思いますが。。

記事は以上です。

(記事情報元:Apple Insider

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