私のブログ書きのエンジンでもあり、仕事のメインマシンでもあるMacBook ProをこのたびApple銀座にて新調しました。
これまでのMacBook Proのバッテリーが膨張してきたのが原因
これまで使っていたメインマシンのMacBook Pro 15インチ Mid 2014モデルはもう使用して4年半、当時はCTO全部載せで香港で買ったものです。故障もなく動作スペック的には殆ど何も問題も不満もなかったのですが、バッテリーが膨れてきていて、ガタガタするのが問題でした。修理に出していると仕事もできないし、困っていました。
Coconut Battery(アプリケーション)でバッテリー劣化状況を見ていたのですが、全然バッテリー性能は劣化しておらず、バッテリーの持ちは悪くなってなかったので、そこも買い換えを阻む壁になっていました。
あと、もう1点細かい点としてはMBP15のスピーカーが片方うまく鳴らなくなっていました。ただ、基本的に音楽は外部スピーカーやイヤフォンを使って鳴らしていて、スピーカーを使うようなことは殆どなかったので、これは買い換えのポイントではありませんでした。
実はApple初売りキャンペーンで購入を検討していた
それならバッテリー替えればいいんじゃない?というツッコミはさておいて、今回日本に弾丸帰国したときに、Apple銀座に寄ってみました。本当は初売りのクーポンがある時にもMacBook Proはキャンペーン対象だったため買いたかったのですが、配送や受取が帰国日程に間に合わず断念していたのは記事に書いていたとおりです。
運良くApple銀座でCTOモデルの在庫が。。!
今回、MacBook Pro 13インチスペースグレイ 2018モデルを購入したのは1月10日で、Apple銀座でした。ダメ元で、CTOでしか買えないはずのカスタマイズモデルはある?と聞いてみたところ、スペックは最上級機種、ストレージのみSSDが1TBという構成で、キーボードは英語です(これは慣れの問題です)。SSDだけは512GBで十分だったのですが、それしかないというので仕方なく購入しました(ほんと今の時代1TBなんかいらないです。。もちろん用途によりますが)。
新調したMacBook Pro 13インチ 2018モデルの詳細
詳細は、こんな構成になります。
MacBook Pro 13インチ スペースグレイ Touch Bar搭載モデル 2018年版(MBP 13.3 SG/2.7GHZ QC/16GB/1TB)
製品番号: MR9T2JA/A
- 第8世代のIntel Core i7プロセッサ 動作クロック2.7GHz(Turbo Boost使用時最大4.5GHz)
- Touch BarとTouch ID
- Intel Iris Plus Graphics 655
- 16GB 2,133MHz LPDDR3メモリ
- 1TB SSDストレージ
- Thunderbolt 3ポート x 4
- バックライトキーボード – 英語(米国)
価格は税抜き319,800円。これにApple Care+をつけ、USB-C to USB-A変換コネクタを購入しました。全部で347,400円でした。ひー。
少々マニアックな情報も。。
マニアックな情報としては、日本語キーボードだとモデル番号の末尾がJ/Aで、英語キーボードだとJA/Aになるということで、確かに実際にそうなってました。それから、ショッピングバッグがビニールのタイプで、これは随分前、今調べたところ当ブログで2016年4月で記事にしたとおり、約3年前にすぐ廃止されるということが伝えられていたのですが、Apple銀座スタッフに聞いたところ実はまだ在庫が少しあるそうです。沢山作ってしまったのでしょうかね。
Apple Storeにはグレードアップモデルを在庫で置いているところもある
このMBP 13のCTO UltimateモデルがApple銀座に在庫がなかったら、買わなかったと思うのですが。。こういうのはご縁なんですよね。ちなみに1月10日(昨日)の夕方の時点でMacBook Pro 13インチ Ultimateモデルは4台、全てスペースグレイ色ですが在庫があったようですよ(そのうちの1台を僕が買いました)。
というわけで、いつかはいかなきゃと思っていたアップデート、とうとうApple銀座のおかげでやってしまいました。普通にオンラインで購入すると納期が2週間程度かかるはずのCTOモデルが、運がよければ今回のように店舗に在庫で持っていることもあります。これがやはりApple Store実店舗だけのサプライズというか、店舗にわざわざ来てくれた人へのボーナスという感じなのでしょうね。AirPodsも品薄の頃、実はこっそりApple銀座では在庫を持ったりしていました。興味ないので買いませんでしたが。。
環境整備も数時間で完了
私の場合は、一晩徹夜で、ほぼ以前と同じ環境に戻せました。私の友人周りでもみなWi-Fi経由でApple公式の移行ツールを用いて果てしないバックアップ移行沼にはまり失敗していたこともあり、最初からクリーンインストールすべきと思ってそうしました。実は移行ツールも起動したのですが、なぜか古い方のを認識しなかったため断念したということもあります。
今時データはほぼクラウドですし、アプリもApp StoreかWebベースなので、ネットさえあれば復元は簡単です。私の場合は、ファイルを個別に移動したのはSSHのための認証キーくらいなものでした。あとはひたすらアプリのインストールとクラウド同期に時間がかかった感じですね。
ちなみに私がMacBook Proにインストールしているアプリは以下の通りです(全部ではないですが)。
- CloudMounter
各種クラウドストレージを、ローカル容量を占拠することなくFinderにドライブのように追加できるアプリ。 - Notebooks
ノートアプリ定番。定型文書などを入れてサービスに利用しています。 - Better Touch Tool
マウスやトラックパッドなどの動作をカスタマイズできるツールです。必須かと - 英かな
英語キーボードで、スペースバーの左右のコマンドキーをそれぞれ英/かな切替に割り当てられるツール。これも英語キーボードで複数言語を処理する人には必須かと - AVG Antivirus
無料のマルウェア対策。無料ながら検出率は抜群らしく、保護もしてくれます - Atok for Mac
言わずと知れた日本語IME。昔々のPC98時代から使っています - 搜狗输入法
中国語IME。自分的にはこれがベスト - WeChat
SNSアプリですね。Mac上にあるとキーボードで入力もはかどります - Skype
こちらもSNSアプリ、欠かせないです - LINE
こちらはあまり使わないですが、一応SNSアプリということで - Office 2016 for Mac
業務に使います。 - Chrome
ブラウザといえばこれ。でも最近はSafariもいいなと思ってます - ShadowsocksX-NG(1coin VPN用)
VPN接続用です。当ブログの1coin VPNサービスでも使用しています - duet
iPadを使ったデュアルディスプレイが可能になります。 - Onyx
メンテナンスツールの定番。ちょっとしたカスタマイズも可能で、これでもたつくアニメとかを消せるのでいい感じです。
MacBook Proを新調した感想と効果
作業スペースが狭くなった。。が、duetとiPad Pro 11.5によるデュアルディスプレイで解消!
実際に使ってみた感想は。。やはり15インチから13インチへのサイズダウン、そして世代の進化から、まずはMacBook Pro自体の重量がとても軽く感じます。ただ、サイズダウンした分当然画面が狭く感じます。ズームの調整などをして、何とか15インチの時の表示サイズに近づけるようにしています。しかし目が痛いという副作用が出てきそうです。。笑
しかし、そんなサイズダウンによる問題を一気に解決し、更にプラスの効果を生み出すのが、デュアルディスプレイでした。iPad Pro 11.5インチとduetによるデュアルディスプレイです!実はこれまでMacBook Pro 15インチ 2014ではちょっとできていなかったこと。。これが実現できるようになりました。なぜかMacBook Pro 15インチ 2014モデルでは恐らくGPUの処理が遅くて使い物にならない感じだったのですが、今回の新しいMacBook Pro 13インチ 2018モデルでは問題なかったのです。いやあ、これは本当に便利ですね。特に15インチから13インチに作業スペースが小さくなったので、duetで幅が広がるのはとてもありがたいです。iPad Proがちょっと使い道に困って余り気味になっていたのですが、これでバッチリ使えるようになります。
バッテリーの持ちは悪くなった
バッテリーのサイズが違うからか、バッテリーの持ちが15インチよりは悪い感じがします。あっという間に減っていく感じ。。今まだクラウド同期が終わっていないこともあるかとは思いますが、もう少し様子を見てみたいと思います。
バタフライキーボードは慣れの問題?
バタフライキーボードは、以前上海で置き引きされてしまった無印MacBookで体験済でしたが、個人的にはまだ以前のモデルの方がストロークが大きくて好きでした。でもこれは慣れの問題だと思っています。iPad Proのキーボードカバーよりは断然打ちやすいですね。
速度はSSDのみ体感レベルで速く感じられる
速度についてはもともと何の不満もなく、メモリの大きさも16GBで変わらないので、普段動画の処理などもやらないですし、体感速度はあまり変わらないのですが、大きなファイルのコピーやインストールなど、SSDは確かに目に見えて速くなりました!
やはり世代の進化で大きく変化したのはそこでしょうね。CPUもメモリもクロックが上がっていて、Core iチップの世代も違うので速くはなっているのでしょうが、今のところはそれほどの違いは感じません。
Touch Barは案外使える
そしてTouch Barは私は慣れないので、最初だけ従来と同じファンクションキー表示にしました。。なぜなら、日本語の変換で、カタカナ変換がF7、ひらがながF6、半角英数がF9というのにここ20数年ずっと慣れてきたので。。笑 が、やっぱりこれだとせっかくのTouch Barモデルを買った意味がないので、MacのショートカットのCTRL+kでカタカナ、CTRL+jでひらがな、CTRL+;で半角英数に慣れていきたいと思います。。と思ったらATOKではなぜかそれができないので、代わりの方法を探し中です。
Touch Barで素晴らしいのは、ダイアログなどが出て選択肢がある時に、Touch Bar上で決定できることですね。わざわざポインタを移動して。。が必要ないのは時間短縮になってかなりいいです。自分の習慣を変える意味でも今回のMacBook Pro Touch Barつきモデルを買ったのはいいのかもしれませんね。
Touch Barモデルが登場して既に何年か経っているので、かなり今更ではありますが、今のところこんな感想です。ずっと批判的だったのですが、使い方次第ではとても便利に使えそう。duetのデュアルディスプレイで、iPadの下の方にTouch Barを表示することもできますね。もっと活かせるようにしたいと思います。
唯一の欠点は、時々使うescボタンが打鍵感がなく、基本的にブラインドタッチなので、あれ?と思って何度も押してしまうことですかね。これも慣れだと思いますが。。あと、そういえば電源ボタンもなくなってる。。と思ったらTouch IDのところを強めに押すとクリックできるんですね。笑
Touch IDでApple Watch認証のイライラから解放される
こちらも目玉機能のTouch IDの指紋認証は大変便利ではありますが、ロック解除だけはApple Watchでもできるのであまり変わらないです。ただApple Watchの認識は結構遅く、イライラする時もあります。そんな時にはTouch IDでさっとロック解除ができるのはストレスがなくていいですね。
メモリ不足?で落ちていたアプリが落ちなくなった
MBP 15 2014モデルでは、英かなやBetterTouchToolというキーボードやマウス、トラックパッド操作で常に使うためのユーティリティ的なアプリがなぜかよく落ちて、使えなくなったときにいちいちアプリの再起動が必要でした。
しかしMBP 13 2018にしてからは、それが一切なくなっています。何が原因かわかりませんが、クリーンインストールしたのも功を奏したのかもしれません。というわけでいちいち再起動することなく、快適になりました。
スピーカーの音質が秀逸
驚いたのがスピーカーの音質です。MBP 15 2014モデルよりもめちゃくちゃ音質がよくなっています。下手なスピーカーだったらいらないくらいかもしれません。きっと、MBP 15 2018モデルはもっともっといい音がするのでしょう。といっても、私はあまり使わないのですが。。笑
スペースグレイ色なので、周辺機器を黒で揃えたくなった
本体がスペースグレイになったので、スペースグレイのMagic Mouse 2が欲しくなりました。やはりホワイトのMagic Mouseはちょっと合いませんよね。こうなったら、ケーブルなども黒で揃えたいところです。macOS Majaveでダークモードになったことだし、できるだけ全部ダークモードで揃えたいところですよね。あのダークサイドの代表ダース・ベイダーばりに。。笑 あ、でもiPhone XS Maxはシルバーでした。これを買い替えるのはすごく勇気が要りますね。笑 あとは、ポートがUSB-Cになってしまったのでドックかもう1本USB-C to Lightningケーブルが欲しいところですね。サードパーティ製の丈夫なのが出揃うまで待とうと思います。
いずれにせよ快適になりました!
脱線してしまいましたが、だいぶ快適に使える環境も整ってきたので、今年も新しいMacBook Proで心機一転、役に立つ情報を出して行ければと思っています。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!
MacBookには必須の『フォルダブル(Foldable)』!
なお、私は以前のマシン(MacBook Pro 15インチ Mid2014)に私自身も開発に関わっている世界最軽量モバイルスタンドの『フォルダブル(Foldable)』を使用していて、机にべったりMacBook Proが貼り付くことがなく、ガタつくこともなかったので、バッテリー膨張に暫く気付きませんでした。思わぬところに落とし穴があったわけですが、逆にそんな状況でも『フォルダブル(Foldable)』を使えば問題なく使えるという証明を自分自身でしてしまったことになります。いいことなのか、悪いことなのか。。笑
『フォルダブル(Foldable)』はこちらからどうぞ!これを使わないでMacBookを使うことはもうありえません。マニアックな方にこそわかってもらえるプロダクトだと自負しています。
記事は以上です。