Appleは日本時間本日2018年5月30日未明に、モバイルデバイス用OS、iOS 11.4正式版をリリースしました。iOS 11としては通算12個目のバージョンアップです。一つ前のバージョン、iOS 11.3.1が4月25日にリリースされてから、35日でのリリースとなりました。iOS 11.3.1は比較的長い間もった、といえそうです。
iOS 11.4アップデートの内容・修正点、リリースノート
以下がAppleによるiOS 11.4のリリースノートです。小数点1桁アップデートにしてはかなり短い内容になっています。
iOS 11.4には、複数の部屋でオーディオ再生ができるAirPlay 2、HomePodのステレオペア対応、およびiCloudにメッセージを保管する機能が導入されました。このアップデートにはバグの修正および改善も含まれます。
このアップデートのセキュリティコンテンツについては、次のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/kb/HT201222
引用元:Apple
アップデートはOTAで可能
iOS 11.4へのアップデートは、iOS端末の設定>一般>ソフトウェアアップデート、或いはiTunesから可能です。なお、アップデートパッケージのサイズは大きさは小数点1桁アップデートのため比較的大きくなっていて、iPhone XでiOS 11.3.1からアップデートする場合は306.5MBとなっています。
サイズが少し大きいので、アップデート自体にも少々時間がかかります。時間に余裕を持って行いましょう。20〜30分くらいは見ておいた方がいいと思います。寝る前にダウンロード、インストール(アップデート)指示をやっておくのがいいかもしれません。
AirPlay2対応、iCloudにメッセージを保管するなどの新機能を導入
- 複数の部屋でオーディオ再生ができるようになるAirPlay 2
- HomePodのステレオペア対応
- iCloudにメッセージを保存する機能
以上が導入されたiOS 11.4ですが、AirPlay 2では、複数の音響デバイスをAirPlayで繋ぐことができるようになります。HomePodはまだ日本で発売されていないので、2番目はあまり関係なさそうです。iCloudにメッセージを保存する機能は、LINEやFBなどのSNSを多用している人にはあまり関係ないかもしれないですね。
ただ、当然セキュリティ性能は向上しているので、アップデートはしておいた方がよさそうです。
脱獄する人はアップデートを待て
もちろん、脱獄フリークの方はアップデートは避けましょう。現在のところ、iOS 11.1.2以下の脱獄ツールが開発中との情報があります。そして脱獄する必要がなければ、今回は重大なセキュリティの修正が行われているので、迷わずアップデートしておくのがいいでしょう。
iPhone X用ファームウェアを含む、iOS 11.4オリジナルファームウェアのダウンロードはこちらから
【iPhone X】用も含め、iOS 11.4のファームウェア(OFW)のダウンロードリンクはこちらです。
基本的にはiOSは最新バージョンにしか復元できないようになっていますが、先にファームウェアをダウンロードしておいて複数台をアップデートする、或いは一つ前のiOSでSHSHが発行されているバージョンへのダウングレードやバージョン維持復元の用途でお使いいただけると思います。
Apple Watch用watchOSもアップデート
Apple Watch専用のwatchOSも、watchOS 4.3.1にアップデートされています。Appleロゴマークのまま止まってしまう問題を解決したとのことです。私もwatchOS 4.3の時に何度も経験があるので、これは順当なバグ修正ということになりそうです。watchアプリ>一般>ソフトウェア・アップデートで、OTAによるアップデートが可能です。
Apple TV用tvOSもアップデート
Apple TV専用のtvOSも、tvOS 11.4にアップデートされています。ファームウェアは以下からダウンロード可能です。
記事は以上です。