AppleのiPhone、中国のハイエンド市場では今でも80%超のシェアを確保

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MarketRealistの報道によると、マーケティングリサーチ会社のCounterpoint Researchが発表した最新のデータによって、AppleのiPhoneが中国市場での全体的なシェアの減少がある中で、iPhone 7シリーズは中国のハイエンドスマートフォン市場ではなんと80%を超えるシェア率を今でも確保しています。

Counterpoint Research社が発表した中国ハイエンドスマートフォンマーケットのシェアランキング(SKU)のトップ10の中で、AppleのiPhoneが実に半分を占めており、iPhone 7とiPhone 7 Plusが1〜4位を独占、そしてiPhone 6s Plus 32GBも10位に食い込んでいます。

Apple_iPhone_China_Premium_Market_3Q17

そして5〜9位の中ではAppleの最大のライバルとされているサムスン(SAMSUNG)はGalaxy S7 Edgeのみがランキング入りしており、しかもたったの3.4%で8位にいるのみです。ファーウェイ(HUAWEI)のMate 9 128GBが5位で中国国産スマートフォンの中で最も健闘していて、ハイエンドスマートフォン市場では6.1%のシェアとなっています。他にはVivo Xplay 6が6位、ファーウェイ Mate 9 Pro 64GBが7位、Mate 9 Pro 128GBが9位と、結局ハイエンド市場では中国国産スマートフォンはファーウェイが強く、Vivoも健闘しているものの全体のシェアとしては低いことがわかります。スマートフォン全体のシェアとしては急伸しているOppoも、ハイエンド市場ではトップ10に入れませんでした。やはり中国国産スマートフォンの市場のターゲットがミドル・ローエンドであることがはっきりとわかります。

市場分析機構のKantar Worldpanelのレポートによれば、2017年Q2で、AppleのiOSの中国市場での出荷台数ベースでのシェアは昨年同期に比べ3.8%ダウンして12.4%になったとされていて、Androidスマートフォンが中国市場の実に79.1%を占めています。

ただ、ハイエンド市場ではやはりAppleのiPhoneがまだまだ人気が根強い現状が浮き彫りになったといえるでしょう。ミドル・ローエンド市場では殆ど利益が出ないような状態となっていて、ハイエンド市場を牛耳っているAppleが、スマートフォン全体の利益の80%或いは90%以上を稼ぎ出しているというデータもあります。出荷台数ベースでのシェアよりも、利益シェアで見るとApple製品の付加価値のすごさを思い知ることができるかと思われますが、ハイエンド市場に特化した統計でもその傾向がはっきりとわかりますね。

記事は以上です。

(記事情報元:MarketRealist

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