イギリスのメディア”Daily Mail“によると、イギリスの男性の命が、彼の使っていたApple Watchによって救われたという。その男性は、Apple Watchの心拍センサーが彼の心拍の異常を感知した後、すぐに病院に行って診察を受け、心臓治療の手術を受けた結果、自らの命を救うことができたという。正に、”テクノロジーが人類に本当に役に立った”という格好の例になったといえよう。
その男の名前はスコット・トーマス。ウェールズ出身で、ランドリロ・カレッジの講師だ。去年6月、彼の妻がApple Watchをプレゼントし、トーマスが友達にApple Watchの心拍センサー機能について説明した時に、友達が彼の心拍が比較的低いことを指摘した(1分間42回)。トーマス氏はその後2週間ほど自身の心拍を継続的に監視し、散歩している時も階段を上っている時にもそれほど変化がないことを発見した。
医者の診察を受けた後、トーマス氏はリバプールの心臓病病院に送られ、心臓のサルコイドーシス(肉芽腫ができてしまう症状)であるということが検査で判明した。この病気によって、心臓が脳からの信号を受け取ることができなくなり、運動をしても心臓が激しく動くことがないという。
2015年11月、トーマス氏は心臓手術を受け、除細動器を埋め込まれた。この装置は心拍をコントロールすることができ、心臓の動きがおかしい時には電流を使って自然に心臓を動かすようにすることができる。トーマス氏は現在も薬を服用しているが、仕事にも完全に復帰している。
トーマス氏の妻のパット・トーマスさんは、「私はApple Watchがスコットにあげた中でも一番のプレゼントだと認めなければなりません。なぜなら、私の夫の命を救ったんですから」と語っている。Apple Watchに命を救われた張本人のトーマス氏も、「Apple Watchは本当にすごい。私の身体の問題を見つけてくれましたが、私自身は何も感じなかったのです。お医者さんもApple Watchのすごさに驚いていて、彼自身も1つ買いました。また、妻も1つ買ったんですよ」とDaily Mailに語っている。
私もApple Watch 2を身に付けているが、心拍には気をつけたいと思った次第。
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(記事情報元:Daily Mail Online)