iPhone6組立が急ピッチで進む!中国山西省のFoxconnが大量の従業員を募集開始

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iPhone6を作るためにFoxconnも山西省政府も必死だ!?

中国山西省のFoxconn(フォックスコン、富士康)が、省都太原市にある同社工場にてApple(アップル)の次世代iPhone「iPhone6」の組立を急ぐため、まず晋城市のFoxconnの生産ラインの修理を行っていた。また8月に入ってから山西Foxconnは従業員の募集を始め、9月からの本格生産に備えている。
山西省も公式にFoxconnに対してはその生産キャパを大幅に上昇し、地域経済を牽引する存在になるように公式にサポートしている。

iPhone6の組立を行う太原Foxconnが最近大幅にハイエンド機のキャパ上昇

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現地のメディアの報道によれば、2014年から太原Foxconnは生産品目の調整を始めた。
この影響を受けて、今年の1月〜4月の4ヶ月間で太原Foxconnの生産高は83億人民元(約1,380億円)となり、昨年の同期に比べて52億6,800万元減少した。2014年の6月と7月には山西省省長の李小鵬がFoxconnを訪れ、太原市に対しFoxconnがこの難関を乗り切れるように尽力することを要求するということまであったという。

そして転機は6月に訪れた。太原Foxconnがハイエンド携帯の生産キャパを大幅に上昇させ、6月だけで45億元(約721億円)の生産高を記録し、それ以前の数ヶ月に比べ2倍以上となったのだ。太原Foxconnによれば、今年後半で太原Foxconnは毎月数十億元(約数百億円)の速度で成長すると見込まれている。

iPhone6の組立にはまだまだ人材が不足

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太原Foxconnが生産ラッシュを迎えるにあたって、次世代iPhoneが最も重要な鍵となる。太原Foxconnの管理者によれば、次世代iPhoneは既に大量生産に入っているという。しかし多くの要素の影響で、人員不足に陥っているという。そして9月の最も受注が多い時期に合わせるため、同社は大量の従業員を新規募集しているという。この管理者によれば、製造工程の一部はロボットによる加工も導入されているが、品質検査や研磨等の仕事はやはり人の手が必要ということで、かなり深刻な人手不足と言うことだ。

また太原Foxconnで従業員教育を行っている張小軍によれば、夏休み限定の臨時学生出稼ぎ労働者が学校に戻ってしまうという。そのため会社としてはすぐにでも人を募集しなければならないという。また人材募集は直接ではなく、人材派遣業を仲介して募集しているという。

同じ時期、冒頭に登場した晋城Foxconnの次世代iPhone生産ラインも急ピッチで準備中だ。8月5日、従業員の張華によれば、次世代iPhone用の生産ラインがようやく修理が完了し、現在従業員を急募中という。

iPhone6が山西省の経済を牽引する

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山西省にとって、Foxconnは次世代iPhoneという1種類の携帯だけの問題ではなく、現在落ち込んでいる山西省の輸出経済を立て直せるかどうかの鍵を握っている重要な企業だ。
山西省商務局のレポートによれば、2013年の前半で、山西Foxconnグループは携帯電話596万台を輸出し、総額は11.86億元(約197億円)で、山西省の輸出額を44%成長させたという。山西省商務局の対外貿易所所長の王鵬は、山西省の輸出の成長は殆どFoxconnの製品の牽引に頼っているという。2014年頭の統計の数字によれば、2013年には山西Foxconn製品の輸出額は32.32億米ドル(約3,307億円)で、山西省全体の輸出額の中でも40.3%を占めたという。
山西省は長期にわたって産業構造の問題や技術的な問題等で輸出製品は非常に加工が簡単な製品になっていて、大型国営企業の石炭の輸出のシェアが大きかった。2012年になって山西省の石炭市場は継続して下向きとなっており、山西省の輸出実績を維持するのが難しくなっていた。そんなわけでFoxconnの製品は山西省の輸出実績にとって大変重要な要素となっているのだ。

2014年7月31日、中国共産党山西省委員会の袁純清書記が太原Foxconnに調査研究に訪れた際、企業が投資をますます増やし、新製品を製造し、生産規模を拡大することを希望することを述べたという。
太原市の公式メディアによれば、太原Foxconnのハイエンド携帯の生産キャパは増加しつつあり、Foxconnが太原の工業経済成長を担うことが期待されているという。

iPhone6などApple製品の製造からまだまだ中国とFoxconnは外せない?

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米国企業の製品が世界中で売れ、その生産を支えているのが台湾企業と中国の労働力だ。
iPhoneの販売台数は代を重ねる毎に多くなっており、今年のiPhone6については初期ロットが8,000万台の発注になったという。Foxconnも中国では各地に工場を展開しているが、iPhoneが製造できるところは少ない。これから人件費上昇の問題などもあり、Foxconnもますます中国内陸地区に製造が移管されていくことになるだろう。

(情報源:cnBeta

記事は以上。

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