MacのOSアップデートが減速、7分の1のデバイスがアップデートせず?

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Appleは最近、デベロッパサポートセンターにて、iOS 9のインストール率が70%になったことを発表し、Appleのモバイル用OSのアップデートが成功したことを証明した。しかしiOS 9とほぼ同じ日にリリースされたOS X El Capitanにはそれほどの魅力がなかったようだ。Net Applicationsの分析レポートによれば、現在Macユーザのうち38%しかOS X El Capitanにアップデートしていないという。

OS_X_10.11_El_Capitan

当然ながら、38%”しか”と書いたのは、iOS 9のアップデート率と比べてのことだ。実際、OS X El Capitanへのアップデートのスピードは速い方だといえる。OS X El Capitanは今年9月の最後の日にMac App Storeに現れ、それ以来2ヶ月で38%となり、前月に比べ13%上昇した。OS X El Capitanはこれまでの最高のMac OSの中で、1ヶ月でのアップデート率が最高のOSとなった(約25%)。

もし11月末までとしたら、一世代前のOS X Yosemiteはそのアップデート率は37%だった。このデータはOS X El Capitanに少し低いが、Yosemiteは2014年10月中旬にリリースされたことを考えると、半月分のハンデがあった。しかしリリース日から起算して2ヶ月ではYosemiteが44.5%、El Capitanが38%となってYosemiteの方がアップデート率が高かったことになる。

El-Capitan_Adoption

El Capitanがリリースされてから、Yosemiteのインストール率は7%下落した。またその他の更に古いOS Xも先月はそれぞれインストール率が下降したが、それほど率が下がったわけではない。この原因は消費者が新しいMac製品を買ったことが原因で、自らOS Xをアップデートした影響はないということになる。やはりEl Capitanは、一気にフラットデザインを採り入れたYosemiteほどのインパクトはなかったということがいえよう。

そして注目しなければならないのは、いわゆる”骨董級”のMac用OS Xのインストール率も、Net Applicationsのデータによれば、既にApple公式では”放棄”されているOS Xシステムのインストール率が14%もあるということだ。言い換えれば、7台のMacデバイスのうち、1台にインストールされているのはセキュリティアップデートがされていないOS Xバージョンであるということだ。もちろん、多くのユーザが既に相当セキュリティの高いEl CapitanやYosemiteなどを適用しているのは間違いないが。

もちろん古いMacに愛着があることはいいことだし、古いデバイスは既にアップデートがもうできなくなっている可能性も高い。しかし古いOSを使っている方は、セキュリティに注意した方がいいかもしれない。

記事は以上。

(記事情報元:WeiPhone

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