昨日、Appleが突然2017年のWWDC(WordWide Developers Conference)の日程を発表した。今年で28回目を迎えるWWDCは、開催日は2017年6月5日から9日となっている。これまでと同様、WWDCの告知用デザインがメディア向けに発送されると同時に、各メディアではそのWWDCの「テーマ」について憶測が始まっている。
WWDC17の挿絵デザインと2010年スペイン映画祭のポスター挿絵が激似?
しかしその憶測の前に、ちょっと面白い秘密がある。。このWWDC17の挿絵は、2010年のスペイン映画祭のポスターと非常によく似ているのだ。まさか、Appleとしたことがパクリではないだろうか?と思う人もいるかもしれない。
▼WWDC17のポスター挿絵
▼2010年スペイン映画祭のポスター挿絵
いやはや、本当にそっくりである。
スペインのApple関連サイトの記者が発見
スペインのApple関連情報サイトApplesferaの記者、Cristian Rus氏が一番最初にこの2枚のデザインが非常に似ていることを発見し、Twitterに投稿した。
esto es curioso, muy curioso pic.twitter.com/ncWoAl1OCC
— cristian rus 👨🏻💻 (@CristianRus4) 2017年2月16日
実は同じデザイナー、同じ事務所によるデザインだった
そしてTechCrunchのMatthew Panzanino氏によって、これらの2つのデザインが同一人物のGeoff McFettridge氏によるデザインであることが確認された。
Just to stamp out a meme – the artist of this 2010 piece, Geoff McFettridge, worked on Apple’s WWDC 2017 campaign. https://t.co/gPYHDzgMI0
— Matthew Panzarino (@panzer) 2017年2月16日
2010年のこのポスターはBarfuturaデザイン事務所が請け負ったもので、そして今回も同じ事務所がWWDC 2017の挿絵デザインも担当したということだ。
確かに同じデザイナーで同じ事務所なら、似たようなデザインになっても不思議ではない。ただ、一回出したアイデアをここまで似た形で再利用するのはちょっと安易な気もしてしまうのだが。。
第28回WWDC17は15年ぶりにサンノゼのマッケナリーコンベンションセンターで開催
Appleは第28回WWDCの開催地をサンフランシスコではなくサンノゼのマッケナリー(McEnery)コンベンションセンターで行うとしており、ここでWWDCが行われるのは2002年以来実に15年ぶりとなる。これまでのWWDCの歴史をみれば、今年のWWDCでも新しいiOS(iOS 11)、macOS(macOS 10.13)、tvOSやwatchOSなど付随するOSのアップデートが発表されるものとみられている。
WWDC17ではハードウェアの発表はあるか?
最近はWWDCでハードウェアの発表が行われることはないが、春の新製品発表スペシャルイベントの情報がまだ出ないうちにWWDCのお知らせが来たということは、噂されていた春にiPad等の新製品が発表されることはなく、もしかしたらWWDCで久々に新製品の発表が行われる可能性もなきにしもあらずだ。次世代iPhoneが発表されるという予測もなくもないが、やはり大方の予想としては従来通り9月にまとめて発表されるものと思われる。
WWDC17のバラバラの方向を向いた人物デザインの意図とは?
2010年のスペイン映画祭のポスター挿絵では人が一カ所に集まるようなデザインになっていたが、AppleのWWDC17のデザインはバラバラな人の中にAppleのロゴが白く浮かび上がっている。これはいったい何を意味するのだろうか?
記事は以上。
(記事情報元:Apple Insider)