ウォズが「Appleは2075年までは生き残るだろう」と発言した理由とは?

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Appleの共同創業者の一人、スティーブ・ウォズニアック(Steve Wozniak、Woz、以下ウォズ)は、Appleを出た後もかつての創業者として、Appleに対して一家言を持っており、公開の場で歯に衣着せず意見を言うことでも知られている。もちろん、時には褒めるが、時には文句や不満、皮肉を言うことだってある。

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ウォズ、Appleは2075年でも生き残っているとの独自展望を語る

昨日4月16日のUSA TODAYのインタビューで、ウォズは60年後の2075年に対する独自の展望を語っている。

「IBMと同じように、Appleは今後も長い時間存在し続けるだろう。Appleには非常に大量の現金保有高があるので、どんな分野にでも投資をすることができる。2075年まで生き残ることができなかったら、それはとてもバカげたことだ。GoogleやFacebookも同様だ」

このように、Appleは2075年までは生き残るという意見を持っているようだ。

 

ウォズによる2075年の人類の姿の予測とは

なおウォズは更に、2075年には砂漠の上に綺麗な新しい都市が誕生する都市、人類はドーム状の家に住み、外出するときには特別な服を着ることになるだろうとしている。

そしてその頃にはAIがユビキタスとなり、映画「マイノリティ・リポート」のように買い物やコミュニケーションやエンターテインメントが家の中で全て楽しめるようになり、また医者という職業は存在せず、全ての人がAIの技術によって肉体的か精神的かに関わらず病気かどうかを自己判断できるようになるだろうとしている。

更に、人類はその頃には火星にコロニーを建設し移民しているが、地球外生命体との遭遇については不確定だとしている。ウォズは、地球外生命体との通信を試みようとするのは有意義なことではあるが、「私は地球外生命体との遭遇についてはあまり高い希望を抱いていない」としている。

 

小龍的にはこう思う:ウォズは単に金満が理由でAppleが2075年まで生き残るとしているだけ

ここ数年、ジョブズがいなくなってからのAppleに対して、多くの評論家がApple社のイノベーション能力に疑問を呈してきた。一部の評論家はAppleは20年以内に倒産するということまで言い出しているが、ウォズの上記の発言では、かつての創業者はやはりAppleに対してはそこまで失望してはいないようだ。ただし、ウォズもAppleが単に現金保有高が多いので生き残るという言い方をしているだけで、イノベーションをこれからも起こすということを予言しているわけではないことに注目だ。

ところで、地球外生命体との遭遇も含め、ウォズの2075年の予測はなんだか手塚治虫が描く将来の姿に似ているような気がする。

記事は以上。

(記事情報元:USA TODAY

 

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