全ての人がAppleの新しいデザインを好きになるわけではない。。例えば今回新たに発売された【マジックマウス2（Magic Mouse 2）】にはツッコミが多いようだ。

AppleのMagic三点セット新発売

21.5インチの4K RetinaディスプレイのiMacの発売と共に、Appleはオプション製品を一新し、以下のMagicシリーズ3点セットをリリースし、ラインナップを一新した。

• Magic Trackpad 2
• Magic Mouse 2
• Magic Keyboard

これはAppleにとって、ここ数年来初めてのデスクトップコンピュータ向けのオフィシャルオプション製品の大幅な更新となった。しかも今回のアップデートでは電池が廃止され、全てLightningケーブルによる充電仕様となったのも特徴だ。

しかしいいことばかりではない。今回のMagic三点セットは以前のモデルよりも価格が大幅に引き上げられていることがネックとなっているだけではなく、特にMagic Mouse 2の新設計に不満を漏らしているユーザも多いようだ。特に、あの充電スタイル。。

Magic Mouse 2のこの充電スタイル、Appleらしくない？

Magic Mouse 2はLightningコネクタが背面の下側に配置されていることが原因で、こんなあられもない姿で充電しなければならないのである。見た目的にはなんだか虫がひっくり返っているような。。だから機能的にも充電中はマウスとして使用することもできない。置き場所によってはつるっと滑ったりする可能性もある。Apple Watchの充電スタイルも似たような悪い面があったが、今回のMagic Mouse 2は正直極めつけだ。

中国のネット上ではこんな声も聞かれる。

「これは明らかにめちゃくちゃだよ。初めて充電ケーブルがMagic Mouse 2に刺さっている姿を見たとき、まるでAppleの古いマウスにいたずらの画像処理でもしたものなのかと思って目を疑ったよ。これは完全にAppleのスタイルじゃない。」

この評価は恐らく多くの”Appleデザインファン”の気持ちを代表しているといえるだろう。Magic Mouse 2の最大の特徴は、充電できるようになったことだ。それによって電池を入れ替える必要がなくなった。またMagic Mouse 2は中身の構造も全て見直され、可動部品が減少している。それによって更に堅固になった上に軽くなったわけだ。そして更に底面部分の改善により、マウスを動かすときの抵抗もへり、滑らかに動くようになったという。

しかし、それらの改善や長所を一気に奪ってしまうアレ。。裏側にLightningコネクタを配置したことに非常に違和感を覚えないだろうか。

もちろんMagic Mouse 2を褒め称える人の方が多いのは確かだ。Magic Mouse 2のネット上メディアでのハンズオン評価は基本的に肯定的なものだ。充電バッテリーを採用したことについては、専門家や評論家達の観点もAppleと同じだった。そう、エコ！環境保護にいいものだというものだ。

いずれにせよ、Appleの新製品はいつも好評と悪評が両方つくのが恒例となっている。今後実際の使用体験がよければ、悪評も消えていくことだろう。

画蛇添足 One more thing…

私もMagic Mouseのスーパーヘビーユーザーだが、これまで当然環境保護と運用コスト面のことも考えて、単三乾電池二本使用であるが使い捨ての乾電池は使ったことがない。以前日本で買った充電式”エネループ”単三電池（しかも在りし日のSANYO製）を、最近はほぼMagic Mouseのためだけに使っている（正直、他で”電池”を使う機会はほとんどなくなってしまったからだ）。そんな意味では、私にとってはMagic Mouse 2で充電式になったところで環境保護、エコに役立つかどうかは謎なところだ。というよりエネループの行き先がなくなってしまう。。悲しい。

とはいえ、とりあえず、私も海外でMagic Mouse 2の注文を入れてみた。すぐに届くと思われるので、使い勝手はまたレポートしてみる予定。

私も使っているMagic Mouseは2代目。1代目は動きがおかしくなり、更にBluetooth接続も不安定になったので買い換えたことがある。また今のMagic Mouseはちょっと持ち上げて少しだけ勢いをつけて下ろすと、電池の接触が悪くなるのか、Bluetooth接続が途絶える欠点がある。この欠点が改善されているといいのだが。

Macユーザにとって究極のエコ。。それはMacBook買ってトラックパッドのみにして、Magic MouseだけではなくMagic3点セットを全く使わないということか。。笑

記事は以上。