デモ機

Appleの新型iPhoneは正式リリースされる前に数ヶ月、またはそれ以上の時間をかけて構想・設計・デザインされ、そしてテストを経てテスト生産、量産という手順を踏んでいくのだが、それはつまり、iPhoneのプロトタイプ（テスト機、デモ機とも呼ばれる）が何段階にも分けられてカリフォルニア州サンフランシスコ、クパチーノにあるAppleの本部と、iPhone生産基地である中国との間でやりとりされている、ということを意味するのだ。

今年9月にリリースされるといわれている次世代iPhone【iPhone 7（仮称）】。Appleは秘密主義ではあるが、製造や組立工場からのリークが続いていた。ただし、これまでリークされてきたのは殆どが流出した本物のシャーシを元に作られたモックなどだった。しかし今回のiPhone 7のリークは質が違う。実際に動作していると思われる”デモ機”の写真と動画なのだ。リーク元はiPhoneの発表前の新機種のリークではこれまでも実績がある上海のiPhone修理屋の創業者、GeekBarの創始者の”磊哥”の、中国版TwitterのWeiboへの投稿。

Appleの2014年発売の”iPhone 6″のプロトタイプ（＝テスト機、デモ機）がeBay（世界最大のオークションサイト）に出品されたことが話題になっている。そしてそのスタート価格は4,999米ドル（約54万8,000円）ととんでもない額になっているのだ。そして出品製品名には”Vintage Apple iPhone 6 Prototype With Red Dock Port”と銘打たれている。