FacebookによるOnavo VPNアプリ、データ収集ポリシー違反でiOS App Storeから削除される

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Facebookがリリースしていた無料VPNアプリ、Onavo Protectですが、案の定というか、、ユーザデータ収集ポリシー違反でiOS App Storeから削除されました。The Wall Street Journalが伝えています。

facebook_onavo_protect_VPN

Onavo Protectは、ユーザがこのアプリを使って接続してアクセスした情報、例えばWebでのアクセスやアプリ使用状況などを収集し(ユーザーアクセストラッキング)、それをFacebookの改善に使う(広告などの表示に活かすという意味かと)とアプリの説明にも書いていますが、このこと自体がAppleのユーザデータ収集ポリシーに違反しているとAppleが判断したようです。

確かに、Appleの判断はもっともなことです。本来はデータセキュリティのために使われるはずのVPNアプリが、結局そのVPNアプリを使うことで行動がトラッキングされてしまうのであれば、データ保護(プロテクション)のつもりが特定企業に筒抜けだった、ということになり、完全に本末転倒といえるでしょう。

Onavo Protectは既にiOSとAndroidデバイスで、実に3300万台にのぼる数がインストールされているということです。iOS版はApp Storeから削除されましたが、既にダウンロードして所有している人は引き続き使用できます。ただ、今後のアップデートやサポートなどは行われません。Android版は引き続きダウンロードしたり使用したりすることができます。しかしFacebookに自分の行動が読まれるのが嫌であれば、即刻Onavo Protectを削除した方がよいと思われます。

個人的には、セキュアな接続のため、また中国などにおいてはネット規制を回避するためにVPNを使用するのはいいことであり、必須なことではないかと思いますが、Onavo Protectのような無料のVPNアプリやサービスは危険だと思っています。VPNサービスに関しては、学術的なものでもない限り、商業的な活動ではなく慈善活動でやっているとはとても考えられず、必ず内部のデータやプライバシーの売買が行われているのは間違いありません。これはどこの国のサービスでも同じことです。やはり、純粋にサービス提供のみで料金をとっていて、内部データに干渉する必要がない有料VPNを使うべきかと思います。

もし自分でVPN環境を構築できるのであればベストですが、やはり技術的な問題やサーバメンテナンスなども行わなければならないので面倒ではあります。当ブログで提供している1コインVPNサービスでは、お客様のアクセスデータを収集することは一切行っておりません。最大でもたった1ヶ月500円(ワンコイン)で、規制がされにくいShadowsocksR接続で、中国でも問題なく接続でき、FacebookやTwitter、LINE、Youtube、Instagram、Google系全て、Yahoo検索、Amazon.co.jpなどの規制されたウェブやサービスにもまるで日本にいるかのようにアクセス可能となります。もちろん、中国だけではなく、ともかく暗号化されたセキュアな接続をしたい方にもお勧めです。1週間のクーリングオフ期間もあります。しかも7台同時接続可能なのは業界最多です。速度も爆速ですので、VPNにお困りの方はぜひお試しください。

記事は以上です。

(記事情報元:The Wall Street Journal via MacRumors

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