Apple、iOS 13.7/iPadOS 13.7をリリース。日本ではバグの修正がメイン

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Appleは日本時間本日2020年9月2日未明(午前2時頃)に、iPhone用OS、iOS 13.7及びiPad用OS、iPadOS 13.7をリリースしました。iOS 13としては通算14個目のバージョンアップです。一つ前のバージョン、iOS/iPadOS 13.6.1から20日でのリリースとなり、頻繁なアップデートを繰り返してきたiOS/iPad 13のうち、1つ前の13.6.1はそこそこ長く持ったバージョンとなりました。

今回のアップデートでは、小数点1桁アップデートとなっていて本来は大幅なアップデートのはずなのですが、今回のiOS 13.7のアップデートの目玉はCOVID-19接近感知機能の搭載のため、日本には同じ機能を持った政府推奨のアプリ「COCOA」があるため使用できません。つまり、日本でiOS 13.7のアップデート内容はほぼバグの修正のみとなっています。

iOS 13.7アップデートの内容・修正点、リリースノート

iOS 13.7 OTA update

AppleはiOS 13.7のアップデートのリリースノートで、以下のように記しています。

iOS 13.7では、新しいミー文字ステッカーと、“ファイル” AppでiCloud Driveフォルダ共有が導入されます。このアップデートにはバグ修正と改善も含まれます。

iOS 13.7の新機能
・新しいミー文字ステッカー
・“ファイル” AppでiCloud Driveフォルダ共有を導入
・Apple COVID-19 Appをダウンロードすることなく新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触通知システムの利用を選択することができます。(詳しくはPrivacy-Preserving Contact Tracing参照)
・バグ修正と改善

一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:

https://support.apple.com/kb/HT201222

iPadOS 13.7アップデートの内容・修正点、リリースノート

iPadOS 13.7 OTA update

AppleはiPadOS 13.7のアップデートのリリースノートで以下のように記しています。

iPadOS 13.7には、iPadで発生していたバグの修正が含まれます。

一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:

https://support.apple.com/kb/HT201222

iOS/iPadOS 13.7の主な変更点

アップデートに必要な容量がまるで小数点2桁アップデート並(約100MB〜200MB)に小さく、小数点1桁アップデートとは思えないレベルです。リリースノートによれば、新しいミー文字ステッカーと、“ファイル” AppでiCloud Driveフォルダ共有とありますが、これは正直小数点2桁アップデートレベルの機能追加ではないかと思います。というわけで、今回のiOS 13.7のアップデート内容の目玉は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接近感知機能の搭載です。ただし、日本ではCOCOAがあるためあまり意味がありません。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接近感知機能を使ってみた

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接近感知機能については、日本を選択すると同様の機能の「COCOA」の使用をするように促されますが、私は中国にいるので、早速中国を選択してみました。中国は、この機能に対応しているようです(ちなみに香港・台湾はまだ対応していません)。

(2020/09/05追記)一旦オフにして、再度中国本土を選択したところ、言語設定か地域設定の問題なのか、はたまたApple IDの所属値が検出されたのか、COCOAのインストールを勧められました。というわけで現在私のiPhone XS Maxでは中国本土の接触検知機能はオンにできない状態になっています。COCOAは日本国内にいないと意味がないので、中国で使っても仕方がないため、インストールしていません。

▼まずは、設定アプリの中に「接触通知」という項目が追加されているのがわかります。

▼開くとこんな画面になるので、接触通知をオンにする、をタップします。

▼すると、こんな説明書きが出ます。

▼そして使用する地域を選択します。中国本土を選んでみました。

▼ちょっと誤解を招くような表現ですが、ようは既に使用可能です、というような意味かと思います。完了をタップで、使用開始できます。

▼使用開始されるとこんな感じになります。

▼なお、地域で日本を選ぶとこのような表記が出ます。COCOA使ってくださいね、ということですね。

アップデートはOTAで可能

iOS 13.7やiPadOS 13.7へのアップデートは、端末の設定>一般>ソフトウェアアップデート、或いはiTunesから可能です。なお、アップデートパッケージのサイズは小数点1桁アップデートにしては非常に珍しく、かなり小さく抑えられています(100〜200MB程度)。

アップデートにかかる時間はデバイスやネットワーク環境などによって変わりますが、アップデート実行中には作業ができなくなるので、できるだけ時間に余裕を持って行いましょう。また、安定したWi-Fiが入るところで充電をしながら行うのが確実です。一番いいのは寝る前にダウンロードして、その後インストール(アップデート)指示をしておくことですね。

iPhone 11シリーズ/iPhone SE 2用を含む、iOS 13.7/iPad 13.7オリジナルファームウェアのダウンロードはこちらから

最新の【iPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Max/iPhone SE 2】用も含め、iOS/iPadOS 13.7のファームウェア(OFW)のダウンロードリンクはこちらです(順次アップデート予定)。

基本的にはiOSは最新バージョンにしか復元できないようになっていますが、先にファームウェアをダウンロードしておいて複数台をアップデートする、或いは一つ前のiOSでSHSHが発行されているバージョンへのダウングレードやバージョン維持復元の用途でお使いいただけると思います。

記事は以上です。

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