Apple、watchOS 5.2をリリース。香港と欧州の一部の国でApple Watch Series 4の心電図(ECG)アプリが使用可能に

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Appleは3月26日にiOS 12.2をリリースしましたが、引き続き本日未明にApple Watch向けのwatchOS 5.2アップデートをリリースしました。

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このwatchOS 5.2のリリースノートによれば、Apple Watch Series 4の”心電図(ECG)”アプリが、 香港とヨーロッパのいくつかの地域で使用可能になるということです。このアップデートにより、”心電図”アプリと、”不規則な心拍の通知”が可能となります。これは、昨年12月に米国及び米国領グアム・プエルトリコ・アメリカ領ヴァージン諸島で販売されたApple Watch Series 4で使えるようになったのですが、それの延長として香港と欧州の一部の国・地域が追加されたことになります。

そしてヨーロッパのいくつかの地域について、特定の国は指定されていませんが、Appleは公式サイトで”心電図”アプリが使用できる国について公開しています。英語版の情報が一番情報が早いのですが、今のところオーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、グアム、香港、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、プエルトリコ、ルーマニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリスとなっています。

“心電図”アプリと、”不規則な心拍の通知”によって、心房細動の兆候が検出できるようになることから、ウェアラブルウォッチデバイスとしては米国食品医薬品局(FDA)から初めて認可を受けたのがApple Watch Series 4です。

ちなみにwatchOS 5.2では、上記の”心電図”アプリのサポート範囲の拡大以外にも、リリースされたばかりの第2世代AirPodsや、電話用のリアルタイムテキスト(RTT)の統合、そして新しいHERMÈSウォッチフェイスのサポートが含まれています。

ちなみに地域のサポートというのは、その地域で販売されたApple Watch Series 4でできるようになった、という意味で、例えばApple Watch Series 4日本版を持ち込んでその地域に行けば使えるようになるわけではありません。これまでは、米国版でしか”心電図”アプリは使えなかったわけですね。

個人的には香港版ができるようになったのは大きいですね。今のところ私はまだApple Watch Series 2を使っているのですが、いつかは買い替えようと思っています。なかなか”心電図”アプリの使用可能地域が広がらないのは、現地の医療機関などの許認可が必要なのでしょう。日本や中国本土(大陸)版が使えるようになるのはいつになることやら。。

ユーザーは、iOSのWatchアプリを通じてアップデートをダウンロードしてOTA(リモート)でインストールすることにより、ご自身のApple WatchをwatchOS 5.2にアップグレードすることができます。Apple Watch Series 2ではwatchOS 5.1.3からのアップデートに480MBも必要でした。時間がかかると思いますので、時間に余裕がある時に行いましょう。Apple Watchは充電器に接続され、ペアリングされているiPhoneと通信できる範囲内にある必要があります。

記事は以上です。

(記事情報元:Apple Insider

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