iPadがヨーロッパ航空安全局(EASA)で飛行機の離着陸の際に使用していても問題ないと認定される

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ヨーロッパ航空安全局(European Aviation Safety Authority、以下EASA)が数日前に通告を発表し、
彼らは長期間の測定の結果、
現在最も世界で流行しているタブレットデバイスであるAppleのiPadは、
飛行機内でも安全に使用できるとした。
EASAによると、飛行機の離着陸時でも、
iPhoneとiPadは飛行機の安全飛行に何の影響ももたらさないという見解が示されている。

現在、ヨーロッパ地区では乗客の飛行機状での電子機器デバイスの使用が制限されており
(もちろんアジアでもそうだが)、
乗客は飛行機が高高度で安定した飛行状態になった時のみ、
携帯電話またタブレットデバイスを使っていいことになっている。
今回EASAが上記のような通告を出したことで、
アナリスト達はヨーロッパの乗客は恐らく数週間以内に、
離着陸時も含め飛行機内にいる全ての時間で、
iPhoneやiPad等の電子機器を何も文句を言われずに使用することができるようになると分析している。

これによって、ヨーロッパのいくつかの国から出されていた、
「飛行機内で電子機器を使用して音楽を聴いていることが事故を引き起こす」
という懸念もEASAによって完全に否定されたことになる。

当然、飛行機内でiPhoneやiPadなど電波を出す電子機器は、
「フライトモード」に切り替えなくてはならない。
つまりネットワークとの接続は断絶しなくてはならないということだ。

となると、飛行機内でのiPhoneやiPadの使用方法はおのずと限られてくる。
音楽を聴くか、あらかじめダウンロードされた映像を見るか、
あらかじめダウンロードされたビジネス文書を閲覧したり編集したりするか、
或いはネットワーク接続の必要でないゲームをやるか。。
できることは限られるが、いずれにせよ暇つぶしにはなるのは間違いない。

この流れがアジアの方にも来てくれれば、
我々日本人も日本・中国・その他アジア各国離発着の航空便の中で、
何も文句を言われずにiPhoneやiPadを使うことができるようになるのだが。。

しかしそうなると、離陸前の安全説明などを全く乗客に聞いてもらえなくなる、
という問題も発生してくることが想像される
(まあ、今の状態でも殆ど聞いてないといえばそれまでだが、
一応説明しといたからなおまえら!というのが航空会社の態度だろう)。
この辺りを欧州の各航空会社がどのような処理をするかは引き続き注目していきたい。

記事は以上。

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