ボストンから帰国

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左側のフォトバッジに表示されるはずなのでチェックしてみてくださいね〜。
日記は続きを読む、から。

<4月18日>
ボストンについたよ。シカゴ経由で。さすがに13時間のフライトは疲れるね。
ボストンはこじんまりとした街。人口も56万人くらいしかいない。
アメリカの中でも最も古い街の一つ、ということでイギリス様式の古い建物が多く、おしゃれですっきりまとまっているイメージ。その一方で独立運動の起点となったり、JFKの故郷だったり、愛国とそれに対する情熱に溢れる街だ。
地球の歩き方である程度地理を頭に叩き込んだ。市の中心のほとんどは歩ける距離内に集中している上、地下鉄が発達しているので移動に苦労しないのだ。
そして当たり前ながら白人だらけ。慣れればどうってことはないだろうが、やっぱり体が小さい分萎縮してしまう。そして底辺の仕事をしているのはやっぱり圧倒的に黒人ばかりだ。
今後同僚となる人たちと夜、世界一うまいというイタリアンのレストランへ。イタリア人街にある小さなお店なのだが、これが今まで食べたことのない格別の料理を提供してくれた。ムール貝のトマトソース炒め、トマトとモッツァレラチーズ、そしてロブスターのパスタ!それを気のいいおじさんウェイターお勧めの白ワインで。言葉ではとてもとても表せない。幸せで死にそう。一つ言えるのはトマトが決め手かな。
ホテルはバックベイの、ニューイングランドで一番高いといわれるガラス張りのビル、ジョン・ハンコックタワー(同僚の話だとガラスがおっこちてきて駐車していた友人の車が潰れたらしい)と、格式のあるトリニティ教会のすぐとなりのYWCAビルにあるHOTEL140。眺めもいいし、見つけやすいし、いい感じのホテル。
さっき朝ご飯を食べ終わったところだが、自分、ほんとに驚くほど英語ができなくなってる。。。これはやばい。聞き取れないのだ。なんとなくごまかす自分に嫌悪。昔中国語を勉強していたころ、わからないのがすごく悔しくて勉強した嫌な思い出が頭をよぎる。わからない自分への怒りと、わからないと確実に損をしたような気持ちと、相手にバカにされているような錯覚と・・・かっこつけなんだよね自分は。そんなわけで英語もやっぱり勉強しないとなあ、と思った。
ともかく一発で気に入ったこの街、今日はオフなのでいろいろ散策してみようと思う。

<4月19日>
ボストン2日目、散策してみた。
ボストン旅行には欠かせないのがフリーダムトレイル。アメリカ独立の足跡と史跡を辿る小旅行。
ボストンは小さいから徒歩で歩けてしまうのだ。まずは公共公園、ボストンコモンから、州議会政府やグラナリー墓地、独立宣言が行われた旧州議会、ボストン虐殺跡などなど・・・アメリカがイギリスから独立するまでにボストンで起こった茶会事件や、ポール・リビアやサミュエル・アダムス(ビールの名前でも有名)などの重要人物のことなども学べて面白い。アメリカ人には当たり前のことなんだろうけど。まあ歴史がまさに動いたところに行くとやっぱり感動するものだ。
そして昼からはクインシー・マーケットでのんびり。色々な食べ物があって買い物スポットにもなってます。でも現地の人はいかないらしい。
その後はホテルの近くのニューベリーストリートという若者の集まる、れんが造りの伝統的建物がそのままお店になっているストリート(ちょっと前の表参道みたい)や、ボストンとケンブリッジの間を流れるチャールズ川のほとりの公園を歩いたり、高級住宅街のビーコンヒルにあるこれまたおしゃれな古い建物にアンティークショップなどが並ぶチャールズストリートでぶらぶらしたり。
ボストンは伝統と新しいものがうまく融合している。しかもそれがすごくさまになっている。上海とかのように物まねや一部のところだけ、というレベルじゃない。町全体がほんとにさまになっているのだ。もちろん、人も。ボストンは場所にもよるがとても静かだ。そして人々がみんなあったかい。ここで暮らせたら面白いだろうなーと思う。
そんなこんなで夜は更け、バーに行ったらID忘れた人がいて酒が飲めず。。。
そのまま寝ましたとさ。

<4月20日>
3日目の今日は、午前中チャイナタウンをうろついた。脇道はちょっと危険な香り。聞こえてくるのは広東語がほとんど。でも店では普通話が通じた。うんうん、なんか落ち着くわ。
水族館に行こうと思ってビーコンヒルに住んでいるSさんに電話したら家でご飯つくったからおいでよということでお邪魔しているというわけ。火災警報機が鳴っちゃったりして一騒動あったのだが今は大丈夫。のどかな昼、ちょっと眠い・・・
午後はだらだらして、アメリカ側の代表、ジョシュの到着を待つ。
Mさんとボストンコモンに行きひなたぼっこ。4時過ぎにジョシュが来たので車に乗る。まずはケンブリッジにあるジョシュの事務所へ。今回売るCDなどを持ってからバンドのいるBraintreeのMotel6(全米チェーンのホテル)までまた移動。久々にバンドのVo.と会う。他のメンバーはまともに会話するのは初めてだがみんな超歓迎モード。すぐになじめた。やっぱり中国語はいいね。特にDrとは気が合う。はやと君のこともすごく褒めてたし。
ピックアップ後、バンドと色々な話をしながら郊外のライブ会場へ。着いたのが7時くらいだったのだが空はまだ明るい。搬入をしてリハ・・・と思ったらこっちでは小さいハコでは一番目のバンドだけリハをやって、後のバンドは直前で合わせるだけだとか。お客に中国人の女の子が2人来たのでさっそくバンドが声をかける。特にVoが超紳士的。話を聞くとこちらで生まれ育った華僑らしい。かわいい方の子が台湾訛りの中国語(大陸ではバカにして台普という)だった。
最終的には150人くらいが集まってライブスタート。うちのバンドは間違いなく、確実に成長していた。Voの完ぺきな英語MCでがっちり観客をつかみ、ともかくよく動くパフォーマンスで圧倒。すごい迫力だ。しかもうまくなってる。さすがにこれなら国際的に通用する確信を持てた。
その後はバンドを送って帰宅して終了。濃い一日。

<4月21日>
ボストンは快晴。今日はボストンから3時間くらいのアルバニーというニューヨーク州の都市でのライブ。11時くらいにピックアップされ、バンドをピックアップし機材車に乗り換えてから一路アルバニーへ。バンドと将来の夢などを語りつつ。面白いやつらだわ。アルバニーはやはりこじんまりとした街。搬入を済ませてライブ開始・・・と思ったら客があまり来ないので押し押しの展開。最終的には300人くらいは来たが。今回のハコはかなり音がよかったのでいい感じのパフォーマンスができた。地元の観客もめちゃくちゃに盛り上がってモッシュも起こっていた。でもメンバーによると普通らしい。これだけアメリカ人を盛り上げられるなら間違いなくいけそうだと思った。対バンの人や観客がバックステージで大興奮。アメリカに来てくれてありがとう!とみんなが口々に言っていたのが印象的だった。今回の組み合わせや観客にもよるかも知れないが、アメリカはやっぱりリズムが単純で、盛り上がるやつが好きみたい。でもいいものはいいとはっきり認めるところもすごく気持ちいい。
夜は小さいモーテルで2人部屋に3人入って寝た。でもバンドは2人部屋に4人だったからもっとせまかったに違いない。

<4月22日>
アルバニーからボストンに戻り、バンドと分かれた。すっかりメンバーとも仲良くなれたのと、彼らの考えを色々と聞けたのがよかった。これから楽しみ。
夜はハーバードスクウェアにあるメキシコ料理屋でNさんとサシで。今後の計画をもろもろ練る。これからはJoshとNさんとチームを組んでやることになる。やることは多いがやりがいがある。みんなの夢を乗せて、これからもバンドを育てていかないと!

<4月23日>
帰国の日。。。あっという間だった。朝6時にホテル出発。シカゴでトランジットしてからの飛行機の時間が長いのがマジで苦痛。でも今回は比較的空いていて、3つ席があいていたのでずっと横になって寝られた。ラッキー♪
山手線が止まっているらしいのでリムジンバスで帰っているところ。
おつかれさんでしたー

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