インドでアップルストア一号店オープンのため?ティム・クックCEOが今月インドのモディ首相を訪問

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Appleのティム・クックCEOが今月、インドを訪れることがわかったインド市場の発展スピードが中国を抜いているこの状況下でクックCEOがインドを訪問することは大きな意味を持つだろう。

Appleのティム・クックCEO、今月インドを訪問しモディ首相と会見

Narendra-Modi_Tim-Cook

インドのThe Economic Timesの報道によると、同紙がAppleのスポークスマンと確認をとった情報として、クックCEOは今月印度を訪問し、更にインドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相と会見する予定だという。ただスポークスマンは今回の会見の具体的な内容については言及を避けたという。

クックCEOのモディ首相との会見の目的とは

業界内では、クックCEOはモディ首相と、インドでの初めてのApple Store直営小売店のオープンについて話し合うのではないかとみられている。インドの政策によれば、国外のメーカーがインドに小売店を開く場合、製品内の一定数量の部品が現地メーカーから調達していなければならず、更に半分近くをインド国内の投資を入れることと決められており、その2つのどちらかが欠けてもダメだ。そんなわけでAppleは今に至るまでインドに直営小売店を開けず、オンラインストアさえオープンしていないのだ。

ただAppleは既にインドの5社のリセラーと協力関係を提携しており、目標は500ものリセラーショップを開くことで、今のところ既に100を超えるパートナーがAppleの公認リセラープロジェクト協議にサインしているという。

インド側の思惑とは

見返りとして、モディ首相は更にAppleの開発研究所や生産基地をインドに置いて欲しいと望んでいるようだ。以前iPhoneのメインの組立委託先の台湾フォックスコン(Foxconn、富士康)は既に50億米ドルを投資してインドに工場を建設しているが、これがiPhoneの製造と関係しているかどうかについては不明だ。

iPhone 6sやApple TVもインドで早めにリリース予定

クックCEOは7月の財務レポート会議で、会計年度の第三四半期でインド市場のiPhoneの売上成長率は93%にも達し、中国の87%を凌駕した。新興市場としてのインドはAppleとしては次に狙わなければならない市場で、今年の新しいiPhone 6s/6s PlusとApple TV 4Gはこれまでよりも早めにインド市場にリリースされる予定だ。

最近外遊が続くクックCEO

クックCEOは最近多くの国家の要人と会っている。モディ首相以外にも、以前イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相や、アラブ首長国連邦のシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム(Shaikh Mohammed bin Rashid Al Maktoum)首相、アメリカのバラク・オバマ大統領、そして中国の李国強首相とも会見している。

画蛇添足 One more thing… これからはインドの時代なのか

Googleの新CEOだけではなく、テック界のCEOにもインド人やインド系の人が増えてきたのは当ブログでも記事にしたとおり。

これからはテック界をリードする人だけではなく、市場もインドの時代になるのかもしれない。とはいえ、一人一人の資質が高く商人向きで、基本的に宗教がなく、失速したとはいえまだまだ好景気が続く中国もその地位は譲らないだろう。

記事は以上。

(記事情報元:WeiPhone

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