今月頭に、著名なKGI証券のアナリスト、Ming-Chi Kuo(郭明錤)氏が、Appleは2018年第2四半期に価格が安い次期MacBook Airをリリースするとしていましたが、リリース時期と価格が安いという情報以外には何も明かされていませんでした。本日、台湾のメディアDigiTimesがこの次期MacBook Airについて情報を出しています。そしてなんと、次期MacBook AirにはRetinaディスプレイが搭載されるというのです!
DigiTimes: Apple、2018年4〜6月に13.3インチの入門クラスの次期MacBookを投入か
DigiTimesは、Appleは確かに今年の第二四半期(4〜6月)に13.3インチの入門クラスのMacBookの発売を計画しているとしていますが、そうなれば具体的なリリース発表時期は自然にWWDC 2018(世界開発者会議)ではないかとみられます。ただ、今のところその第二四半期にリリースされる次期MacBookが果たしてMacBook Airシリーズなのかについては確定した情報はないのですが、入門クラスとこれまで位置づけられている13.3インチというディスプレイサイズからすれば、MacBook Airの名前を引き続く可能性が高いのではないかとみられます。
Retinaディスプレイ搭載、現在のMacBook Airと同額でのスタート?
価格については、DigiTimesは現在のMacBook Airと同じで、999ドルに設定されるのではないかとしており、冒頭でも紹介したMing-Chi Kuo氏の799または899ドルという数字よりは高いものとなっています。ただ、DigiTimesの情報が正しければ、AppleはこのMacBookにRetinaディスプレイを搭載しようとしていることから、価格が高くなるのは当然かもしれません。具体的な情報としては、新型MacBook Airのディスプレイにはa-Siパネルが用いられ、解像度は13.3インチMacBook Proと同じで2,560 x 1,600ピクセルとなるとされています。
LG DisplayがRetinaディスプレイを供給、6月のWWDCで発表か
そしてこの次期MacBook AirのRetinaディスプレイは、LG Displayが供給するとみられ、5月末〜6月頭に量産が始まるとのことです。DigiTimesによれば、Appleは今年このMacBook Airを600万台出荷する予定とのことですが、アナリストは価格が上昇していることから、400万台が現実的・合理的な出荷台数となるのではないかとみています。
Face ID付のiPad Proは今年後半に持ち越し?
またこのMacBook Air(或いは他の名前になるかもしれませんが)以外にも、DigiTimesは6月のWWDCでiPadの入門クラスの端末の発表があるとされていて、期待されているFace ID付のiPad Proは今年後半でのリリースと、当初の噂よりも少々遅れるのではないかという見方をしています。
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