ボストンの会社が、オークションに3つのものを出品しようとしています 。そしてそれらは、全てAppleの共同創業者でCEOだったスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)に縁があるもので、しかも普段はサインがあまり好きではなかったといわれるジョブズのものということで、その希少価値に注目が集まっています。
RRオークションのジョブズゆかりの3つの出品物紹介
1.最も価値が高い?ジョブズの求職応募用紙
RRオークションによると、もっとも価値が高いと思われるのが、1973年のジョブズの手書きの記入による応募用紙で、何の応募かというと、なんとジョブズが仕事を探しているときに「エレクトロニクス技術とデザインエンジニア」として記入した就職のためのものです。この”用紙”は出品価格が5000ドル(約54万円)ですが、最終的な落札価格は50,000ドル(約540万円)かそれ以上になるのではないかと見積もられています。
2.Mac OS X管理者基本マニュアル
2つ目は、”Mac OS X Administration Basics”と名付けられたマニュアルで、そこに2001年、Apple社の駐車場でスティーブ・ジョブズがサインをしたとされるものです。サインの上には”All the best”という表記も見えます。このマニュアルは出品価格は1,000ドル(約10万8,000円)ですが、落札価格は25,000ドル(約270万円)を超えるのではないかとみられています。
3.ジョブズのサイン入りの、自身が掲載された新聞記事の切り抜き
そして最後の3つ目は、Palo Alto Daily PostのWWDCに関する新聞記事の切り抜きにジョブズがサインをしたもので、こちらは出品価格は2,500ドル(約27万円)程度から始まり、最終的な落札価格は15,000ドル(約151万7,500円)前後になるのではないかとみられています。
ジョブズのサインは全て第三者機関によって鑑定済
これら3つの出品のサインは全て、第三者機関のPSA/DNAによって本物であると鑑定・認定済だということです。
去年10月には同じオークションでジョブズのサイン入りの雑誌が約545万円で落札
なお、昨年10月に同じRRオークションではニューズウィーク(Newsweek)のジョブズが表紙になっている号にジョブズ自身がサインをしたものが出品され、その落札価格は50,587ドル(現在のレートで約545万5,800円)にもなりました。
ジョブズマニアやコレクターには垂涎もの?
冒頭にも書いたとおり、スティーブ・ジョブズは外部に対してサインをすることを嫌っていた人で、恐らく相当気分がいいときか、サインをすることに意義があると感じたときにしかサインをしなかったと言われています。また、一枚目はジョブズがまだApple Computerを設立する前の就職活動時期のもので、ジョブズマニアやジョブズ信者、そしてコレクターの方々には垂涎ものかもしれません。
オークション期間は来月1週間
今回の3つのオークションの期間は、3月8日から3月15日とされています。
記事は以上です。
(記事情報元:Apple Insider)