トランプ大統領の頭痛の種、Appleの現金保有額が2500億ドル(約28兆円)を突破の勢い

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Appleは5月2日に会計年度2017Q2(自然年度2017Q1)の決算を発表する予定だ。そんな中、THE WALL STREET JOURNALの報道によれば、アナリストはAppleの現金保有額が2,500億米ドル(約27兆9,232億円)を突破するとみている。この現金保有額は世界最大の小売りチェーン「ウォルマート(Wal-Mart)」と一般消費財メーカーの「プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)」の市場価値を超え、イギリスとカナダの2ヶ国の外貨準備高の合計よりも多くなる。

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そしてAppleが所有するこれらの現金の90%が本国アメリカ合衆国の外にある。Appleのこの巨額の現金が、アメリカのトランプ大統領とトランプ政権の注目を集めている。トランプ大統領は既に大統領選の時から、どのようにしてアメリカの国内企業に国外の現金をアメリカに戻させるかについて関心を寄せている。トランプ大統領は既に法人税の減免を提案し、米国企業が海外で得た利益について1回きりだが10%の税金でOKとしている。これは恐らくAppleが大規模なM&Aを進めたり、株の配当金に更に多くの現金を使うことを促進する可能性がある。

Appleの今回の決算では、恐らく現金保有額は4年半とちょっとで倍になったことが示されるだろう。2016Q4では、Apple社の現金保有額は一時間ごとに360万ドル(約4億円)増えていることが報告されている。また会計年度2017Q1の決算では、Appleの現金保有額は2460.9億ドル(約27兆4,864億円)に達したことが報告されている。

なお、当ブログでもAppleの海外での現金保有額についてはずっと注目してきている。アメリカがどのような政策をとるのか、以下の記事も参考になるのではないだろうか。

記事は以上。

(記事情報元:THE WALL STREET JOURNAL

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