【アナリストの分析】iPhone 7売れ行き好調か、Appleの年末商戦シーズンの売上記録更新

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BGRの報道によれば、Brean Capital のアナリストAnanda Baruah氏が、Appleの今年のホリデーショッピングシーズンの売上が760億ドル(約8兆9,284億円)に達すると分析している(ちなみに昨年は759億ドルだった)。

Apple-Store

Appleの2016年の年間収入も昨年を上回る可能性も

また同じAnanda Baruah氏によれば、2016年全体のAppleの売上・収入も少々昨年より増加すると分析されている。

今年は新しいTouch Bar搭載のMacBook Proの登場でMac販売台数が少々上昇し、iPadシリーズの売上は引き続き下がったものの9月にリリースされたApple Watch Series 2によってそこをカバーできたことが理由として挙げられている。

 

iPhone 7シリーズの意外な売上の伸びが影響か

Ananda Baruah氏は、iPhone 7 PlusとiPhone 7の売上が伸びたことが、Appleのホリデーシーズンでの売上が予想以上に多いことの主な原因だと指摘。Baruah氏はiPhoneの販売台数は2016年第四四半期(Q4)で7800万台にのぼるとみており、他のアナリストやマーケティング機構よりも多めに見積もっている。

ただ注意しなければならないのは、今回のQ4での増進が今後の売上にどのような影響を与えるかということだ。以前あるアナリストは2017年のQ2はiPhoneの販売台数は5600万台となるとしていたが、その後中国市場での不振を織り込んで5300万台に下方修正している。

 

iPhone 8/7sに外観の変化や驚くほどの新機能がなければ来年は収入減か

Brean Capitalは来年のiPhone 8(或いはiPhone 7s)に期待をしているが、もし来年のモデルがiPhone 7と同様外観デザインが今年のiPhone 7と変わらず、特に目立った新機能がなければ、販売台数の下降に繋がりかねないとみている。

 

画蛇添足 One more thing…

ただ、今年のiPhone 7もsがつくわけではなく数字が変わる2年に一度のメジャーアップデートだったにもかかわらず外観的にはアンテナ位置とカメラの大きさ以外は従来のiPhone 6sと大きな違いはなく、また機能的にも防塵耐水仕様になったこととホームボタンが物理ボタンではなく感圧タッチ方式になったくらいだった。9月の新製品発表スペシャルイベントも、正直ほとんどワクワクしない退屈なイベントとなってしまった。それにも関わらずホリデーシーズンの売上が昨年を上回ったのは、Appleはそこまでイノベーションが必要ではなくなったか、もうスマートフォンそのもののイノベーションは起こしにくくなっているのかもしれない。

記事は以上。

(記事情報元:BGR

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