これまで比較的正確に未発表のApple新製品についての予測を出してきた著名なアナリスト、KGI SecuritiesのMing-Chi Kuo（郭明錤）氏が、また今度はiPhoneに関する予測を出している。

Appleは2018年からデュアルレンズカメラをiPhoneの標準仕様に

最新のMing-Chi Kuo氏のレポートによれば、2018年からデュアルレンズカメラがiPhoneのデファクトスタンダード（標準仕様）となり、今回のiPhone 7で始まった5.5インチの大きいサイズにのみ採用、というやり方をやめるとのこと。なお、Ming-Chi Kuo氏の少々前のレポートでは、来年のiPhone 10周年記念モデル【iPhone 8（仮称）】には有機ELディスプレイ（OLED）搭載され、5.2インチの新型モデルが登場し、4.5インチと5.5インチは従来のiPhoneの路線を引き継ぐという予測も出している。

来年の新型iPhone 8からはFaceTimeカメラにも光学手ぶれ補正機能が追加か

また最新のレポートでMing-Chi Kuo氏は、Appleは来年の2017年新型モデルではiPhoneのiSightカメラ（外側カメラ）もFaceTimeカメラ（内側、自撮り用カメラ）の両方共に光学手ぶれ補正機能が搭載されるという。また来年の新型モデルはデザインそのものが変更になり、そのことも内側のカメラにも光学手ぶれ補正を実現するキーになるとのこと。

Appleがスマホ業界全体のデュアルレンズカメラの搭載を促進

実はAppleがはじめてスマートフォンにデュアルレンズカメラを導入したわけではないが、スマートフォン業界が全体がデュアルレンズカメラの採用に動いているのは、間違いなくAppleを意識してのことだ。カメラの評論を行っているDigital Photography Reviewは、iPhone 7 Plusのデュアルレンズカメラは確かにスマートフォンのデュアルレンズカメラのレベルを押し上げたが、やはりさすがに一眼レフほどのレベルには達していない、しかしスマートフォン業界の中では間違いなくトップを行くレベル、と評価している。

iPhone 7 Plusのデュアルレンズカメラのポートレートモード

AppleはiOS 10.1をリリースした際に、iPhone 7 Plusにポートレートモードを追加した。このモードでは背景をかなりぼかした写真を撮ることができる。ベータ版だけにまだ少々動きがおかしかったり、エフェクトそのものの強さを調整できないなどまだ中途半端な感じがするが、それでも十分面白く、綺麗に背景がぼけた写真を撮ることができる。私は専ら料理写真の撮影に使っているが。。

もちろん、写真アプリのポートレートモード自体が現在はベータ版なので、いずれシステムがアップデートされれば中途半端な部分は改善されていくだろう。

記事は以上。

（記事情報元：AppleInsider）