Appleは本日、ティム・クック(Tim Cook)CEOからの連絡として、プレスリリースにてエグゼクティブの人事異動を発表した。
今回ジェフ・ウィリアムズ(Jeff Williams)がCOOとなり、マーケティングトップのフィル・シラー(Phil Schiller)が全てのAppleのプラットフォームのApp Storeのトップとなった。ジェフ・ウィリアムズが今回就任したCOO(Chief Operating Officer)はもともとティム・クックがスティーブ・ジョブズがCEOの時代に勤めていた職位で、クックがCEOになってからは空位となっていた。今回クックは自分の後継者を指定したようなものだ。
なお、ジョニー・スルージ(Johny Srouji)がハードウェアエンジニアリングのトップとなって上級副社長(シニア・ヴァイスプレジデント)に昇格、そしてトア・マイレン(Tor Myhren)が2016年頭にマーケティング部門のトップとなって同じく上級副社長に昇格、フィル・シラーの代わりとなるようだ。トア・マイレンはGrey Advertisingの社長兼ワールドワイドCCO(Chief Creative Officer、Grey公式ページ参照)だったが、Appleの上級副社長として引き抜かれた形となる。これまで長くマーケティングのトップを務めていたフィル・シラーに代わって外部からマーケティングのプロを招いて、ますますマーケティングに力を入れるということなのだろう。Appleはもうメーカーというより巨大なマーケティング機構になっているのだろう。
上記のフィル・シラーとトア・マイレン以外の職位変更は既にApple公式(英語ページ)のLeadershipのページに反映されている。
しかし今後新製品発表イベントでフィル・シラーは製品の説明をしなくなるのだろうか?あのドヤ顔が結構好きだったんだが。。
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(記事情報元:MacRumors)