【壁を越える?超えない?】HUAWEIのHarmonyOS 6がMacと相互通信、Apple連携アプリ公開

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HUAWEI(ファーウェイ、華為)の最新OSである「HarmonyOS 6」において、AppleのiOS、iPadOS、およびmacOSデバイスとの間で直接的なファイル送受信が可能になりました。

【壁を越える】HUAWEIのHarmonyOS 6がMacと相互通信、Apple連携アプリ公開

これまで異なるエコシステム間で分断されていたデータのやり取りが、HUAWEI公式ツールによってシームレスに統合される大きな一歩となります。

Mac向けの公式連携アプリが登場

今回、AppleのApp StoreにMac向けのHUAWEI公式連携アプリが公開されました。これにより、HarmonyOS 6を搭載したスマートフォンやタブレットと、Macとの間で写真やドキュメントなどのファイルを直接送受信できるようになります。

Apple製品間にはAirDropという強力な共有機能がありますが、他OSとの連携にはこれまでサードパーティ製のアプリやクラウドストレージを経由する手間がかかっていました。今回の公式対応により、HUAWEIユーザーはAppleのデバイスへファイルをよりスムーズに転送できるようになります。

特に中国市場など、スマートフォンはHUAWEIを選択しつつ、パソコンはMacを利用しているユーザーにとって、このネイティブに近いデータ転送機能は日々の作業効率を劇的に引き上げる要因となります。

小龍的にはこう思った

小龍的には、Appleの強固で閉鎖的なエコシステムに対し、HUAWEIが自らブリッジを用意したことは非常に戦略的であると感じます。ちなみに他の国産メーカー、例えばVIVOやOppoなども、中国本土での販売モデルにAppleとの連携を既にもう2年くらい前から前面に打ち出して売っていました。HUAWEIは後追いした形になります。

HUAWEIは独自のHarmonyOSエコシステムを構築していますが、世界的に高いシェアを持つAppleデバイスの存在も重要視していることになります。ユーザーの利便性を最優先し、自らAppleのプラットフォームに歩み寄る形で公式アプリを提供した姿勢は、実用性を重視するユーザーからは高く評価されるはずです。

ただし、これはもちろん「中国大陸オンリーユーザー」に限定されています。

そもそも、HUAWEI自体はいまだに米国の制裁対象で、ハードウェアもソフトウェアも制裁の対象です。ハードウェアも最新のものが使えないので、特に半導体については中国国内で生産された、技術的には数世代遅れたものしか使えていません。

そしてHUAWEI独自OSのHarmonyOSはAndroidOSからの脱却を図って作られたOSです。VIVOやOppo、HUAWEIから分かれたHonorなどはAndroidベースの互換OS(車に例えればシャーシは同じで上物を換えただけともいう)を使用していますが、HarmonyOSだけはそもそも構造が別なのです。

敵(Android=Google勢)の敵(Apple勢)は味方、ということで中国でもユーザーが多いiPhoneを擁するAppleとの連携を強化したというのは確かに戦略的ですが、そもそもHUAWEIは既に「中国本土のナショナルブランド」「中国本土内部向けに特化したブランド」と化しています。そのためか、HarmonyOSはシステム言語をデフォルトの中国語から英語・ロシア語などいくつかの言語以外の外国語には切り替えられず、日本語にももちろん切り替えられません。つまり世界メジャーの英語ネイティブ系か、日本を含む中国が親しくしていない国のユーザに対して、HarmonyOSは大変アンフレンドリーなのです。

更に、HarmonyOSが国家レベル或いは国家に忖度して厳しく監視している、中国でネット規制されていてアクセスできないGoogle系やSNS等、海外では殆どの人が使用しているメジャーなサービスの扱いもあります。当ブログの運営会社が運営している1coinVPNをはじめ、他国サービスを使うためのサービス、「VPN」も例外ではありません。正直、外国人や海外との取引がメインで海外サービスをメインに使う中国人にとっては、HUAWEIは選択肢に入らないといえるでしょう。ファイルだけを共有できても、中国内でGoogleを含む海外サービスを利用できないのでは意味がありませんからね。

記事は以上です。

(記事情報元:IT之家)

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