中国移動の社長、奚国華がAppleのCEO ティム・クックとの会見を認める

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アメリカのApple関係のニュースサイトMacrumorsの記事(英語)によると、
AppleのCEO ティム・クック(Tim Cook)は今週頭に既に中国を訪問しているという。
そして中国移動(China Mobile)がロイター社に対し、
社長(董事長)の奚国華(奚国华、Xi Guohua、シー・グオホア)とクックが、
最近「協力関係について」話し合いを持ったことを認めた。

中国移動(China Mobile)は7億ものユーザを抱える世界最大のキャリアで、
中国のメジャーなキャリアの中で唯一AppleのiPhoneを出していないキャリアだ。
クックはこれまで3回中国を訪れているが、
これまでの2回の中国訪問では、
2回とも中国移動が正式なiPhoneのキャリアとなるという報道がされながら、
結局そうはならなかった。

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中国移動董事長奚国華とアップル社のCEOティム・クックが、
北京で協力関係についての打ち合わせをもったことは、
中国移動がロイター社にメールでその事実を伝えて認めたのみで、
その内容については伝えられていない。

Android等の他のOS・プラットフォームのスマートフォンの巻き返しによって、
Appleの第三期の財務状況は、
中国大陸・台湾・香港を含む大中華地域での大幅な営業収入の低下を招いた。
第三期では、Appleはこの地域での営業収入は46.4億米ドルで、
前年同期に比べて14%減少しており、
前年第二期に比べると43%も激減しており、
つまりこれは第二期との差が非常に大きいことを示している。

財務報告電話会議上で、AppleのCEO ティム・クックは、
国際市場での成績に関する質問を受けた。
前年第二期との差で43%も激減した大中華地域について、
彼も中国の第三期の成績は比較的良くなかったことを認めた。
しかしクックはこのことについて失望はしておらず、
Appleにとって中国市場は依然として巨大なチャンスがあると述べている。

AppleのCEO ティム・クックの今回の中国訪問の目的は、
間違いなく次世代iPhone(iPhone5SかiPhone6と、廉価版iPhone=iPhone5C?)のためと考えられる。
当然、中国移動という最大の巨頭を手に入れることはクックの目的の一つであったに違いない。
Wall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)の報道によると、
中国電信(China Telecom)と中国移動(China Mobile)以外にも、
クックは中国聯通(China Unicom)の経営陣とも会見をしたという。

いずれにせよ、今回のティム・クックの中国訪問が、
今後のAppleの中国の業績に大きな影響を与えることは間違いないだろう。

記事は以上。

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