【カメラなし】CaviarのiPhone Duo「Ultimate」、世界19台限定で約220万円から

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高級カスタムブランドのCaviarが、Apple初の折りたたみiPhone【iPhone Duo】をベースにした「Custom iPhone Duo Ultimate」を発表しました。カメラを取り除いて黒チタンのボディに置き換えたモデルで、世界19台限定、価格は256GBで約220万円(13,990ドル)からです。iPhone Duo本体が未発売で、予約開始を2週間後に控えたタイミングでの魔改造版の登場で、なんとも気が早い話ですが、話題性は十分ですね。

Caviar「Custom iPhone Duo Ultimate」

カメラを取り除く理由はデザイン

Caviarの製品ページは「余計なものは何もない。黒いチタンと純粋な幾何学だけ」と説明して、カメラを取り除くことでAppleのミニマリズムを極限まで解釈するとしています。プライバシーへの言及はありません。ボディは黒チタンの縦方向ブラシ仕上げで、当たる光によって深い黒から冷たいグラファイト色へ変化します。Appleロゴも黒チタンに溶け込むほぼ見えない処理で、背面は単色にまとまっています。Caviarの製品ページに明記があるのは背面カメラの撤去、これが最大の焦点です(カメラがないのに)。

Caviar「Custom iPhone Duo Ultimate」
Caviar「Custom iPhone Duo Ultimate」
Caviar「Custom iPhone Duo Ultimate」

Caviar「Custom iPhone Duo Ultimate」

失う機能と残る機能

失う機能は、背面カメラを使う写真や動画の撮影、書類のスキャン、およびカメラによるQRコードの読み取りです。一方、画面にQRコードを表示する決済やApple Payの非接触決済は問題なく使えます。また、ビデオ通話は自分の映像を送信できなくなるものの、相手の映像を受信して通話することは可能です。通話、メッセージ、音楽、地図、Webの閲覧などはもちろんカメラがなくてもそのまま動きます。

純正との値段差は約184万円

容量ごとの価格は、256GBが約220万円(13,990ドル)、512GBが約226万円(14,340ドル)、1TBが約237万円(15,060ドル)、2TBが約259万円(16,490ドル)です。日本のApple公式価格は、昨日の当ブログ記事で整理したとおり256GBが364,800円、2TBが574,800円です。Caviarの円換算価格と日本の税込価格の差額は、256GBで約184万円(約220万円−364,800円)、2TBで約202万円(約259万円−574,800円)となります。容量が変わっても差額はほぼ200万円前後で安定します。倍率は256GBの約6.0倍(約220万円÷364,800円)に対して2TBは約4.5倍(約259万円÷574,800円)と、大容量ほど下がります。Caviar側がドル価格の円換算、Apple側が日本の税込価格なので、為替と地域差を含んだ参考値です。

円換算の参考値と日本税込価格の比較
容量Caviar (円換算)Apple純正 (税込)差額倍率
256GB約220万円364,800円約184万円約6.0倍
2TB約259万円574,800円約202万円約4.5倍

カメラを撤去する方が安くなるかというと、逆です。9月28日発表のBlack EditionシリーズにはiPhone 18 Pro/Pro Max版もあり、カメラを残す標準仕様は約166万円(10,560ドル)からです。一方、後置カメラを撤去した「Supersonic」は約169万円(10,770ドル)からと、最安価格で約3.3万円(210ドル)高くなっています。撤去した背面は黒チタンパネルで塞ぐため、部品を減らしても専用パネルの製作と仕上げの手間が上乗せされます。付属品には999金で仕上げたキーと記念コイン、真正証明書が付きます。

届くのは本体発売後の11月以降

iPhone Duo本体は、日本で10月16日午後9時に予約が始まり、10月23日に発売されます。Caviarの受注はすでに始まっていて、全額支払い後に製造へかかり、完成から1〜4営業日で発送されます。国際配送には通常最低1週間かかります。ベースになるiPhone Duoの発売が10月23日で、その後に魔改造を行うため、購入者の手元に届くまでにはさらに時間がかかるというわけです。

発表から発売までの約1か月間はiPhone Duoへの注目が最も高まる期間で、Caviarの受注期間と重なっています。

小龍的にはこう思った

今回発表されたiPhone Duo UltimateはApple Watch初代で18金で作られて話題になったApple Watch Editionや超高額AndroidのVERTUと同様、スマートフォンとしての値段付けではなく、宝飾品の値付けがされているといえます。世界19台限定、999金のキーと記念コイン、真正証明書という構成は、高級時計や収集品と同じ作りです。約184万円の上乗せは、カメラの撤去と黒チタン化の作業と、19台という希少性の対価であって、もちろん性能に対する値付けではありません。

面白いのは、背面カメラを取り除いたiPhoneが、カメラ付きの純正より約6倍高い点です。同じiPhone Duoをベースにした別デザインのTitaniumモデルが約211万円(13,410ドル)であることから、Ultimateとの約9.1万円の差額がカメラを取り除くことや専用パネルの製作に当てられていると考えられます。実用的なカメラの性能よりも、19台限定という希少性やこだわりのデザインに大きな価値が付いていることが分かる商品です。

実用で選ぶなら、クラウドの有料ストレージで写真や動画を管理できるという利用条件であれば、純正の256GB(364,800円)で足ります。当ブログでも昨日、純正の2TB(574,800円)ならiCloudなど有料ストレージへ払った方がよいと書きました。

その純正が約4.5倍になるCaviarの2TBは、容量のためではなく「世界に19台しかないうちの1台」という希少性への対価です。背面カメラを手放して、こだわりの黒いチタンを持ちたい人にだけ意味のある商品で、まあ正直酔狂な金持ち向けの製品であるのは間違いないですね。お金が余ってしょうがない人はいってらっしゃい!ですね。VERTUを買う方々と似たような客層が求めるものではないかと思います。

記事は以上です。

(記事情報元:Caviar公式・円換算は三菱UFJ銀行が2026年9月30日に公表した対顧客外国為替相場の仲値TTM(1ドル=157.35円)で計算:三菱UFJ銀行 相場表)

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