Appleの新CEO、ジョン・ターナス氏がXに投稿した短い動画が、【iPhone 18 Pro】の可変絞りカメラを示唆しているのではないかと話題になっています。暗闇に広がった光が細く絞られていく映像で、私にも「光の入り方を変える」というメッセージに見えます。ただし、動画に製品名やカメラの仕様は出てきません。

画像:ジョン・ターナス氏のX投稿より、動画の一場面。
新CEOが投稿した、説明のない約14秒
原投稿は日本時間9月9日22時2分。約14秒の動画が添えられていますが、それが何なのかを説明する文章はありません。
映像では、まず白い光が大きく広がり、やがて細い光の筋に変わります。終盤には画面下部に機器の縁のような曲面も見えます。とはいえ、絞り羽根が実際に開閉している様子までは確認できず、この映像だけで可変絞り機構の実物だとは断定できません。
ターナス氏は、Appleの公式発表にあるとおり、9月1日付でCEOに就任したばかりです。その本人が発信した映像だけに、製品のヒントを探したくなるのも当然でしょう。
可変絞りを連想させる「光を絞る」演出
9to5Macも、この動画をiPhone 18 Proの可変絞りと結び付ける見方を伝えています。
確かに、光が広がった状態から細くなる変化は、レンズに入る光を調節する絞りを連想させます。ただ、光の筋が細くなる演出と、撮像素子の前で絞りが動く仕組みは同じものではありません。現時点で言えるのは「そう読めるティザー」というところです。搭載するモデル、F値の範囲、段階式か連続式かといった仕様は、この投稿からは分かりません。
何が変わるのか。明るさとピントの合う範囲
では、もし可変絞りが搭載されたら、撮影にはどんな意味があるのでしょうか。
ソニーの絞りとシャッタースピードの解説では、絞りを開いてF値を小さくすると、通過する光が増える一方、前後方向にピントの合う範囲、つまり被写界深度は浅くなると説明されています。逆に絞り込めば光は減り、ピントの合う範囲は広がります。これは光学の一般論で、iPhone 18 Proの仕様を裏付ける資料ではありません。
私が注目するのは「もっとぼかせる」ことだけではなく、必要な場面で「ぼかし過ぎない」選択ができる点です。例えば、料理の手前だけでなく奥にもピントを合わせたい場合には、絞り込む方向の使い方に意味があります。ただし、暗い場所で絞れば取り込める光も減るため、シャッタースピードなどとの兼ね合いが生じます。絞りが動くだけで、すべての写真が良くなるわけではありません。
注目は可動部品より、普段の撮影への組み込み方
もし噂どおりなら、次に見たいのは「絞りが動きます」というデモより、カメラアプリがそれをどう使うかです。自動撮影で場面に応じて切り替えるのか、撮影者が選べるのか。扱い方次第で、詳しい人だけの機能にも、誰も意識せず恩恵を受ける機能にもなり得ます。
当ブログでは先日、iPhone 18 Proのカメラ機能に関する流出情報も紹介しました。今回の動画はその答え合わせにはなりませんが、発表で確認すべき点がまた一つ増えた格好です。
光はずいぶん細く絞られましたが、こちらの想像だけは開放のままですね。
記事は以上です。
(記事情報元:ジョン・ターナス氏のX投稿、9to5Mac、Apple、ソニー)
