今年9月に発表されるとみられるApple初の折りたたみ【iPhone Ultra】について、発売が米国先行になるかもしれない、という情報が出てきました。オーストラリアのChannelNewsが独自報道として伝えたもので、他の主要市場へは2〜3ヶ月かけて順次広がるとしています。しかも、同時に発表されるであろうiPhone 18 Proとは発売日が揃わない可能性があるとのことです。

「発表は9月、でも発売は別」ということに?
報道の骨子はこうです。
- 当初の発売は米国のみ
- 中国を含む主要市場へは、2〜3ヶ月かけて順次拡大
- 9月に一緒に発表されても、iPhone 18 Proと同じ日には出荷されない可能性
情報源は現地の通信キャリアと大手販売店とされています。理由として挙げられているのは、供給面のつまずき、価格の問題、そして既に製造済みの量産機で見つかった試験上の問題です。3つ目がなかなか不穏ですね。作ってはみたものの、というやつでしょうか。。
そもそも作る数が桁違いに少ない
数字を見ると、米国先行という話にも納得がいきます。
現時点の生産目標は1,000万台とされています。一方でMing-Chi Kuo氏の2026年の予想は700〜800万台。これに対してiPhone 18 Proは2,000〜2,200万台です。つまり折りたたみは、通常のProの3分の1程度しか作られない計算になります。
この数量で世界同時発売をやると、どこの国でも品切れという最悪の絵になります。だったら市場を絞って、確実に行き渡らせた方がいい。理屈としては分かります。
前例はある。Vision Proがまさにそれ
Appleがこの手を使うのは初めてではありません。Vision Proが2024年2月に米国のみで発売され、その後数ヶ月かけて他の地域へ広がっていったのは記憶に新しいところです。
あのときも理由は同じで、生産量が少なく、販売体制も整っていなかったためでした。折りたたみiPhoneも、店頭での説明や修理体制を含めて新しい種類の製品ですから、同じ判断をしても不思議ではありません。
中国は「主要市場」に入っているが、それでも数ヶ月遅れ
ここからは中国在住者としての話です。
報道では、後続の主要市場として中国が名指しされています。無視されないだけマシではありますが、それでも2〜3ヶ月遅れということになります。日本については言及がありません。
こうなると何が起きるか。中国では、まず間違いなく代購(買い付け代行)が動きます。米国で発売された瞬間から、香港や深圳の業者が米国版を仕入れて売り始める。そして正規の発売前は、定価に数千元上乗せされた価格が普通に付きます。過去の品薄モデルで何度も見てきた光景です。
ただ、米国版を掴むときは注意が必要です。米国版のiPhoneは物理SIMスロットがなくeSIMのみという仕様が続いています。折りたたみでどうなるかは分かりませんが、もし同じなら、中国本土のキャリアのeSIM対応状況を確認しないと痛い目を見ます。ここは発売後に必ず調べて記事にします。
もちろん、そもそもiPhone Ultraはどの国でもeSIMのみというのが一般的な見立てです。ともかく1枚が薄いため、物理SIMを入れるスペースがないのです。またiPhone Airで中国でもeSIMのみの実績があります。とはいえ中国本土版でないと中国本土のSIMをeSIM化できないのがネックですが。。今年のモデルでそれが解消されるのかが注目です。
ただし、この情報は確度が高いとは言えません
最後にいつもながら留保を書いておきます。
今回の情報源はオーストラリアの一媒体の独自報道であり、記事自体も他の情報と裏が取れていない旨を認めています。Appleの発売計画は直前まで動きますし、そもそも折りたたみ機の存在自体、まだAppleは一言も認めていません。
はっきりするのは9月の発表イベントです。それまでは、こういう話もあるという程度に受け止めておくのが健全だと思います。
記事は以上です。
(記事情報元:MacRumors)
※記事中の画像はイメージです。実機の写真ではなく、生成AIで作成したものです。
