iPhone X好調!Appleは2017Q4でサムスンを抜いて世界最大のスマートフォンメーカーに

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台湾のマーケティングリサーチ会社のTrendForceのデータによると、Appleは2017年第4四半期でサムスン(SAMSUNG)を破って世界最大のスマートフォンメーカーに返り咲きそうだということです。その原因は、やはり新型iPhone【iPhone X】の需要が非常に強いことがあげられるとのことです。

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Appleの世界スマートフォン販売台数シェア率は2017Q4で19.1%に、サムスンを抜いて世界一になる?中国国産スマホも大健闘

TrendForceの予測によれば、Appleの2017Q4(会計年度2018Q1)の世界スマートフォン市場シェアは19.1%に到達するとされており、この数字はサムスンの18.2%を少し上回りそうです。もちろんQ4ですので、繁忙な年末ホリデー商戦を含んでいます。そしてその下には中国国産スマホメーカーのファーウェイやOPPO、シャオミ(小米、Xiaomi)、vivoがそれぞれ3〜6位を占めています。特に4位以下はほぼ中国国内販売がメインなので、中国の人口とその中でのシェアが圧倒的に多いことを反映しているといえるでしょう。

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AppleのiPhoneは、iPhone SEを除いて全てがハイエンド端末なのに高いシェア率を保つ

このシェア率は非常に興味深いものがあります。なぜなら、サムスンは十数種類ものスマートフォンの機種があり、その中には200ドル(約22,500円)程度の廉価なスマートフォンが含まれているのに対し、Appleは基本的にはハイエンド市場にのみ集中していて、iPhone SEの349ドル(約40,000円)が最安値で多少お手頃感がありますが、それ以外は非常に価格が高いのにも関わらず、シェアをそこまで保てるということはとてつもなくすごいことなのです(そして、莫大な利益を同社にもたらすことになります)。

 

サムスンはいつもQ4では売上が減少

サムスンはQ4にはハイエンド端末の生産を小幅ですが抑えるようです。というのも、同社のハイエンド機の売上は、Appleの最新iPhone【iPhone X】と【iPhone 8】シリーズの非常に強い需要に押されて圧迫されるとみられるからです。

TrendForceの予測によれば、サムスンの2017Q4の総販売台数は7700万台となり、Q3に比べ5%下がるとされています。Q4は毎年、Appleの需要が最も高まる四半期です。というのも、Appleはここ数年は秋に新型iPhoneを発表してきているからです。昨年の同期のAppleも、当時の新型iPhone【iPhone 7】シリーズのおかげでサムスンを抜きました。ただ、サムスンの現行の最新ハイエンドスマートフォン、Galaxy S8とGalaxy S8+は今年4月に販売されている関係で、年末には既に勢いが衰えているというのは妥当なところでもあります。

 

Q3ではiPhone 8 PlusがiPhone 8の売上を超える、Appleにとっても意外

それと同時に興味深いデータがあります。マーケティングリサーチ会社のCanalysの予測によれば、Q3では【iPhone 8 Plus】の販売台数が【iPhone 8】を超えたとされていて、それぞれ630万台と540万台となっています(Q3のため、9月の最後の10日程度しかデータが反映されていません)。Canalysによれば、【iPhone 8 Plus】が初めて同時に発売された小型のPlusなし機種の販売台数を超えたPlus版機種であるとしています。

Appleはまだ【iPhone 8】シリーズの具体的な販売台数は明らかにしていませんが、Appleのティム・クック(Tim Cook)CEOによれば、【iPhone 8 Plus】は「現在販売されているPlusシリーズの中でほぼ最もよいスタートを切りました。これはAppleにとっても少々意外でした」とされています。Appleの世界最強のマーケティング部隊でさえ、そこを読み間違えたということでしょうか。

 

【iPhone X】のおかげでAppleは新記録樹立か

【iPhone X】の現在の販売状況を見る限り、Appleのホリデーシーズン=Q4の営業収入840〜870億ドル(現在のレートで約9兆5,251億円〜約9兆9,653億円)という予測も相まって、市場の需要はやはり非常に巨大なものになっているといえそうです。これまでの最高四半期収入記録である2016Q4の営業収入が784億ドル(現在のレートで約8兆8,901億円)であったことに比べても、Appleは今回軽くそれを破って新記録を打ち立てるのは間違いなさそうです。

【iPhone X】という単価が16万円もするような端末を大量に売れること。。それがAppleの真のブランドの実力なのでしょう。

 

香港先達廣場の転売価格も上がり気味?

ちなみに、香港の先達廣場ではまた少し転売価格が上がっているようで、友人の情報によると、本日【iPhone X Space Gray 256GBモデル】で11,600香港ドル(約168,454円)だったそうです。発売日の次の日には同機種が10,000香港ドル(約145,219円)まで落ちていたことを考えると、また少し上がっているような感じですね。価格は当然需給バランスを反映しているので、案外、口コミもあって人気がまた出てきたのかもしれません。

 

記事は以上です。

(記事情報元:MacRumors

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