ボアオ・アジア・フォーラムでビル・ゲイツのVIP対応は90年代生まれの河南省の女性が担当

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“感動だけでは表せないですね、まるでびっくり仰天だったわ!”

中国河南省商丘出身の90年代生まれの女の子、安詩倩(An Shiqian)さんは任務を完了した後、仕事を受けられることになったときの興奮をこう言葉に表している。

彼女こそ、中国海南省博鰲(Bo’ao、ボアオ)で行われていたボアオ・アジア・フォーラムのVIP対応グループのリーダーだ。昨年の同フォーラムで非常によい働きをしたことで、今年の彼女の担当はシンガポールの前総理、ゴー・チョクトン(呉作棟)となるはずだったが、ゴー・チョクトンが今回他の予定の関係で来られなくなった関係で、今年はなんと世界一の大富豪、ビル・ゲイツを担当することになったのだ。

笑ったときのかわいく曲がる目と、流暢な英語を操る彼女は中国河南省商丘出身で、河南省省都の鄭州大学を卒業したちゃきちゃきの河南っ子。安さんは「ボアオ・アジア・フォーラムに参加してうちの故郷のメンツをあげるわ!」とやる気満々だった。

しかしメンツをあげるためには実力がなくてはならない。安詩倩さんは大学で金融を専攻、そして在学中に留学生や外国人教師とよく一緒にいることで英語の口語を身につけたという。

「会場の中のどんな隅っこも、全部自分の足で何回も歩いたわ。違う女の子だったら道に迷ったりすることで逆に”萌え”をアピールできるかもしれないけど、私の場合は道に迷ったら仕事にならないですからね」と安詩倩は語る。ゲイツが到着する前に、彼女と警備員、そして連絡スタッフは何回もゲイツが通るルートを確認したという。「なぜならゲイツさんのスケジュールは分刻みの忙しいものだったから、私の任務はゲイツさんを決まった時間に決まった場所にお連れすることだったの。食事から休み時間まで、全て時間を保証しなければならなかった。」

安詩倩さんの仕事に対する情熱とその心意気はビル・ゲイツを大いに感動させ、帰り際にゲイツは彼女とわざわざ一緒にツーショットを撮り、またこの河南省出身の女の子に自らのサイン入りの写真をプレゼントしたという。

Bill-Gates_Anshiqian

画蛇添足 One More Thing

河南省といえば河南の外の中国全体から印象が悪い省でもある。河南人を見たら泥棒と思えというような言い方をされるほど、河南人には泥棒や詐欺が多いとまことしやかに伝わるほどだ。中国には他にも嫌われている地方がないわけではないが、河南省は特にひどい言われた方をするので何でだろうと思ったことがある。ちなみに私も河南人(男)には商売上で1回騙されてはいるが。。私はそれは個人的な問題で、特に河南人だからどうという偏見は持たないようにしてはいたのだが。

しかし安さんはそんないわれのない悪い評価を吹き飛ばすほどの役割を果たしたことになる。

記事は以上。

(記事情報元:cnBeta

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