あなたが言わないなら私も言わない?lenovoのイベント招待状がAppleを弄んでいると海外で話題に

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米Apple(アップル)社が正式に9月9日(日本時間9月10日午前2時)にシリコンバレーのフリントアートセンター(スティーブ・ジョブズが初代Macintoshのプロトタイプを発表した場所)でiPhone6(次世代iPhone)を含む新製品発表スペシャルイベントを行うことを招待状を発行して明らかにしたことは当ブログでも紹介したとおりだ。

そして当然Appleの対抗陣営であるAndroid勢も9月に多くのリリースをぶつけようとしている。中国のメーカーlenovo(レノボ、聯想)もそのうちの一つで、9月4日に同じようにスペシャルイベントを行い、その招待状(インビテーション)を配り始めた。

でも、あれ、どこかで見たことのあるようなデザインじゃない!?
lenovo_Sep_2014_invitation

招待状では、lenovoが9月4日に新製品発表イベントを行うとされ、ペロペロキャンディーを中心においてこれを新製品(デバイス)の特徴としている。これは既に中国工信部で登録されたことでリークされ、現在は外観や詳細仕様までリークしているVibe X2シリーズだ。このペロペロキャンディーはこのデバイスの2つの外形の特徴、すなわちVibe X2にはオレンジとシルバーの2色のバージョンがあること、そして機体が4層構造になっていてそれぞれ色が異なっており、まるでクリームサンドクッキーのようになっていることを表しているようだ。この端末が新しいAndroid OS、「Android L」を搭載するかどうかに注目が集まっているが、これまでの報道によれば「Android L」のこの新しいシステムの愛称がLMP(Lemon Meringue Pie)になる可能性が高いことを考えると、ペロペロキャンディーの英語名「Lollipop」になるかどうかは不明になってきた。それにしてもAndroid Lと「Lollipop」をかけているとしたら、なかなか気が利いているデザインといえるだろう。

lenovo_vibe_x2

lenovo Vibe X2は5インチの1,920×1,080の高解像度ディスプレイを搭載し、金属のシャーシを持ち、2GBのRAMを搭載。前後にそれぞれ500万と1,300万画素のカメラを搭載し、CPUによって2モデルを販売するとされている。
※X2-TOはIntel Atom 2.2GHzのデュアルコアCPU、X2-CUはMT6595MのオクタコアCPU(4xA17 2.0GHz + 4xA7 1.5GHz)搭載。

さて!最後に本題だ。この招待状には“We can’t say anything either.(私たちも何も言えない)”。これには見覚えがないだろうか。そう、この記事の冒頭に紹介したAppleの招待状にある“Wish we could say more.(もっといろいろ言えればいいんだけど)”を間違いなく意識しているものと思われ、下手をするとAppleを弄んでいるようにみえる。

Appleの9月9日の招待状はこれ。
140909_apple_iphone6_

海外ではこの件がかなり波紋を呼んでいるようだが、果たしてあなたはどう感じるだろうか?
私個人としては、スマートフォンなどの電子デバイスの世界はやはりデザインもアイデアもやはりAppleを中心に回っているのだなということを確信した次第。他社も当然意識せざるを得ないのだ。

記事は以上。

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