イギリスの異常気象、熱波でiPhone 6sも溶けた!高温下の屋外での使用に注意

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Cult of Macの報道によると、もし気温が高いところにいる場合は、できればiPhoneは白日の下にさらさず、涼しい屋内に置いておいた方がよさそうです。もし気温が高い中で使用すると、思いもよらないトラブルがあなたのiPhoneを襲うかもしれません。。そう、イギリスの南西端、コーンウォール(Cornwall、自治体)のあるiPhone 6sユーザの女性のように。。

iPhone6s_heat_caution
Photo by Ste Smith/Cult of Mac

イギリス人にとっては、20年来で初めての5日連続で摂氏30度(華氏86度)を超えたという、異常気象がイギリスを襲いました。現地の人の中には、それを利用して、海岸に行って日焼けをする人も現れたほどです。そんな熱波が襲う中、とある1人の不幸な女性iPhoneユーザにとっては、上昇する気温が彼女に一枚の”修理伝票”をもたらしてしまった、というわけです。

匿名のiPhone 6sの女性ユーザが、コーンウォールのあるカフェでランチをとっている時、iPhone 6sをカバンの上に置いておいたそうです。そして彼女がiPhone 6sを手にとって使おうとしたときに、既に正常に動かなかったというのです。そして壊れたiPhone 6sを修理屋に送ったところ、修理担当スタッフは「これは私が見た中で最もひどい壊れ方ですね。ディスプレイコネクタとカメラモジュールがもう溶けてしまっています」と言ったそうです。

ios10-iphone7-temperature-cool-down

iPhoneは日の光の下に15分ほど晒すと、高温の警告が出るようになっています(上のスクリーンショットの表示)。そしてユーザは暫くiPhoneを使うことはできなくなります。

Appleのサポート文書「iPhone、iPad、iPod touch を許容可能な動作温度に保つ」によれば、摂氏0度以下、或いは摂氏35度(華氏95度)以上の温度下ではiOSデバイスを使わないことを推奨しており、また以下のような環境ではデバイスのパフォーマンスや動作に影響があるとしています。

  • 暑い日にデバイスを車内に置いたままにする
  • デバイスを長時間直射日光にさらす
  • 暑い場所や直射日光下で、車内で GPS トラッキングやナビゲーションを行ったり、グラフィックを多用するゲームをプレイしたりするなど、長時間にわたって特定の機能を使う

また、電源を入れない状態でも45度以上の環境には置かないことを警告しています。例えば夏の暑い日の車の中は45度以上に高温になるため、社内に放置しないようにしてください、とされています。

そして使用中にデバイス内部の温度が正常な動作温度範囲を超えると、デバイスは内部コンポーネントを保護するために、自動的に温度を調整しようとします、とも記述されています。その実際の動きは以下のようになります。

  • デバイスの充電が停止する。
  • ディスプレイが暗くなる、またはディスプレイに何も表示されなくなる。
  • 携帯電話無線が低電力モードになる。この間、電波が弱くなることがあります。
  • カメラのフラッシュが一時的に無効になる。

ただ、上記のコーンウォールの女性の場合は、恐らくあまりにも長い間太陽の下に放置しすぎたため、上記の調整が間に合わず、警告にも気づかないうちに内部部品が溶けてしまって動作しなくなったのでしょう。バッテリーが爆発しなかっただけでもよかったといえるのではないでしょうか。

また、暑い環境でもそうですが、寒い環境(氷点下)でもiPhoneの動作が正常に行われないことがあります。私も雪山でスキーをしてビデオを撮ったりするのですが、バッテリーの消耗が激しくなったり、ディスプレイが暗くなって操作ができなくなったことを体験しています。

記事は以上です。

(記事情報元:Cult of Mac

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