iPhone XR予約状況、香港では全モデルで10月27日から入手可能!中国大陸でも全部初日から【在庫潤沢】

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2018年モデルの新型iPhone、【iPhone XR】の予約が昨日から開始されました。iPhone XRもiPhone XS Maxと同様、世界では唯一中国・香港(&マカオ)版のみ、物理デュアルSIMデュアル待受(DSDS)が実現しています。そのため、iPhone XS Maxよりもかなり安い価格で物理DSDSが手に入ること、また中国大陸のように増値税が乗っていないため価格的には一番お得な香港版に注目が集まっていましたが、その香港版でさえiPhone XRはどうやらものすごく在庫が潤沢にある(=余っている?)ようです。。

iPhone XR HongKong 香港

昨日、香港では15:01より予約が開始されましたが、夜中の段階でも全ての色(カラーバリエーション、6色)・全ての容量、つまり全モデルで販売開始初日10月26日からの配送という表示になっていました。そして2日目の本日では、全モデルが10月27日からの配送となっています(現時点では店舗での受け取り指定はまだできません)。

▼Apple香港公式ストア iPhone XR 香港版 (PRODUCT)RED 最新予約状況

iPhone XR HongKong 香港

▼Apple香港公式ストア iPhone XR 香港版 ブラック 予約状況 最新予約状況

iPhone XR HongKong 香港

これまで、歴代iPhoneの香港版は中国大陸からの大量の密輸転売需要があったため大人気で、Apple香港公式オンラインストアでは、予約が開始された直後にサーバが落ちたり、復旧後にはもう予約を一切受け付けなくなったり、受け付けても1ヶ月〜2ヶ月先などということもざらにありました。また、色や容量によって配送時期のばらつきがあるのも普通でした。直前に発売されたiPhone XS/XS Maxでさえ、ゴールドの512GBが先に初日分がなくなるなど時間差があったのです。

しかし今回のiPhone XRでは本当に珍しく、予約初日が終了しても全てのモデルが販売初日に入手可能、そしてなぜか2日目には上記の通り全てのモデルがきっかりと販売開始2日目に調整されていて、非常に奇妙な画一的な動きになっています。

iPhone XRは在庫状況が非常に潤沢であることが考えられますが、もちろん予想以上に売れなかったことも考えられます。基本的に香港版は中国大陸からの需要によって供給不足が発生していたと考えられるため、その需要が一気になくなった可能性もあります。この傾向はiPhone XS/XS Maxでもみられました。iPhone XS/XS Maxの香港先達廣場での転売市場では、販売初日から暫くは、512GBのみプレミア価格がつき、256GBモデルは1香港ドルのみ上乗せ、64GBは転売なのに定価割れといった状況でした。詳細は当ブログで以下の記事にまとめています。

ちなみに記事更新現在、Apple香港公式サイトでiPhone XS/XS Maxは全ての色・モデルが10月24日から配送可能となっていて、納期はたったの4日と短縮されています。しかも、店舗での受け取りもできるようになっています(従来は新モデル発売後かなり時間が経たないと店舗での受け取りができなかったのですが)。

iPhone XS Max HongKong 香港

香港人にとってはようやく正常に欲しい製品が手に入ることになって助かった、というところでしょうが、Appleとしては人気の翳りを表すようで、都合が悪いかもしれません。

Apple香港がiPhone XRのみ本日配送時期を一斉に27日に調整した理由はよくわかりませんが、予約2日目になっても販売初日に手に入る、という誹りを免れるためにわざわざ調整したような感じにもみえます。

なお、日本のApple Store公式では、香港の公式とは異なり、iPhone XRも容量によって配送日が異なっています。記事更新現在では、ホワイト・ブラックのみ全ての色・容量が販売初日の10月26日からの配送となっており、他の色は64GBが10月30日から、そして一番人気の(PRODUCT)REDのみ、256GBも10月30日になっています。

iPhone XR Japan 日本 iPhone XR Japan 日本 iPhone XR Japan 日本 iPhone XR Japan 日本 iPhone XR Japan 日本 iPhone XR Japan 日本

また、Apple中国(大陸)公式ストアでは、全ての色・モデルが現在でも販売初日の10月26日に配送、となっています。中国人は赤が好きですから、当然ながらiPhone XS/XS Maxには準備されていない(PRODUCT)REDが人気となると思ったのですが。。

iPhone XR China 中国

つまり、なぜかiPhone XRは香港版だけ画一的に販売開始2日目に配送という、奇妙な調整が行われていることになります。

TF International Securities(天風国際証券)の著名なアナリスト、Ming-Chi Kuo氏はiPhone XRは中国で大人気になるという予測をしていましたが、この在庫状況を見る限りそうでもなかったのではないかと思います。iPhone XRはこれまでの報道では、LCDの製造工程でのトラブルが原因で販売が1ヶ月以上iPhone XSよりも遅れたという情報があり、十分な在庫を確保してから販売がスタートしたとも考えられます。ただ、iPhone XRは6色x3つの容量で全18種類ものバリエーションがあることから、もし人気があるならどこかのモデルにある程度人気が集中して配送開始時期が先延ばしになってもおかしくないのですが。。上記のようにほぼ画一的に配送時期が同じとなると、よほどAppleのマーケティングがばっちり当たって的確な在庫調整ができているか、或いは在庫が潤沢にある(つまり、言わずもがな。。)という状況なのだな、と考えるしかありませんね。

なお、iPhone XS Max/iPhone XRの物理DSDS版については当ブログでも他のどこよりも詳しくまとめていますのでよろしければご覧ください。

記事は以上です。

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