落札価格1億円超えるか?オークションに出品中のApple I “Celebration”がすごい

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Apple(アップル)=Apple Computer Inc.の初めての製品で、現在となっては非常に貴重になっている【Apple I】パーソナルコンピュータAppleの偉大な歴史の第一歩を刻んだこの製品は、1976年、つまり40年前にリリースされた。

今回オークションにかけられている【Apple I】は”Celebration”と名付けられている

たびたびオークションにかけられることで【Apple I】はメディアに登場するが、最近もまたCharityBuzzというプラットフォームで出品されている。そして今回出品された【Apple I】には”Celebration”という名前がつけられている。もちろん、“Celebration”という名前がつけられたのにはワケがある。詳細は、当記事内で説明している。

Apple1_auction_CharityBuzz_Celebration_01

【Apple I “Celebration”】の元の持ち主はAppleの元従業員か

今回出品されたApple I “Celebration”の元の持ち主は恐らくAppleの従業員で、その人は2000年にこのApple Iを売りに出していたという。

 

【Apple I】はウォズによる手作り、200台生産され175台しか販売されなかった

Appleの歴史に詳しい人にとっては常識かもしれないが、【Apple I】は全部で200台しか作られなかった。また全ての【Apple I】はApple Computerの創業者スティーブ・ウォズニアック(Steve Wozniak)がたった一人で作り上げたものだ。そして最終的に売り出された【Apple I】はもっと少なく、175台しかなかったという。

そして現在では、【Apple I】は60〜70台しか現存しないといわれている

スティーブ・ジョブズ Steve Jobs 1980
Apple Iについて語るスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)。はにかんでいる感じがなかなか。1980年のもの

 

【Apple I “Celebration”】は1億円に達するか?

現在世界で最も市場価値の高い会社の最初の製品が、世界に60〜70台しか現存しない、ということで非常に希少価値があがっている【Apple I】アナリストは今回の【Apple I “Celebration”】のオークションの落札価格は100万ドル(約1億円)に達するだろうと予測している。

こちらがCharityBuzzによる【Apple I “Celebration”】の紹介動画。

 

【Apple I “Celebration”】の特徴

今回のオークションに出品された【Apple I”Celebration”】には、以下の特徴がある。

Apple1_auction_CharityBuzz_Celebration_03

  • Apple-1 Computer、Copyrightが1976表記 [15.5″ X 9″]、PCBが2枚1組になっている最初のタイプ
  • Apple-1 4K Byte RAM拡張メモリつき(トータル8Kバイト)
  • Apple-1 カセットインターフェイス姉妹ボードつき[4″ X 2″]
  • Apple-1 BASICプログラムカセットつき [4″ X 2.5″]
  • Apple-1 スタートレック(Star Trek)とブラックジャック(Blackjack)プログラムカセットつき [4″ X 2.5″]
  • ソケットやコンポーネントやスイッチ類がオリジナルに変更・改造されている
  • 完全なマニュアルつき
  • 鑑定書つき

特にスタートレックとブラックジャックのゲームプログラムは気になるところ。。

 

既に【Apple I “Celebration”】の入札価格は2700万円に

Apple1_auction_CharityBuzz_Celebration_04

なお、今回出品されたApple I”Celebration”のオークションは記事更新現在も続いており、現在の入札価格は27万ドル(約2700万円)になっている。そしてこのオークションの期限は8月25日、つまりあと5日ほど続けられることになる。

ちなみに2014年には【Apple I】はかつて90万5000ドル(約9,050万円)という高値で落札されている。

 

【Apple I “Celebration”】は本当に100万ドルの価値があるかも?いやあって欲しいというのがみんなの願いか

Apple1_auction_CharityBuzz_Celebration_02

いくらApple関連製品コレクターの人でも、このレベルのコレクションは、殆ど博物館でしか見たことがないだろう。

ちなみにオークションで落札が完了すると、CharityBuzzはその名前の通り、オークションの売上の一部を慈善機構に寄付するという(チャリティオークション)。しかし多くの人が、今回のオークションでApple Iがアナリストが予測しているような100万ドル(1億円)という金額で落札されることを望んでいるだろう。その理由は、できるだけ多くのお金がチャリティに流れること、そして”100万ドル”という金額がApple Iの貴重さを更に演出してくれると期待しているからだ。

 

専門家のCorey Cohenが【Apple I “Celebration”】を高く評価

CoreyCohen-w-Apple-1

コンピュータ歴史研究家で、古いコンピュータのハードウェア専門家でもあるCorey Cohen氏は、今回出品されている【Apple I “Celebration”】は、量産版のApple Iとは違ってスロットも違えばチップも変わっているとみており、これは世界で唯一の品物だと評価している。世界中の金持ちのコレクターにとっても、世界で60〜70台現存している【Apple I】の1つというだけではなく、世界で唯一の【Apple I】とあれば、より興味を示すのではないだろうか。

今回出品されている【Apple I “Celebration”】には、上記のCorey Cohenによる全31ページにもわたる”鑑定書”も付属している上に、動作確認ビデオまでついている。上記のように世界で唯一という希少価値もありながら、全体的に非常に状態がよく、付属品も完備していることから、高値の落札価格が期待される。

記事は以上。

(記事情報元:EntrepreneurCharityBuzz

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