【日本は49,800円】新Apple TV 4K発表、6月値上げ後から5,000円増。ただしSiri AIは日本語未対応

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Appleは2026年10月13日に第4世代の【Apple TV 4K】を発表しました。日本価格はApple日本法人の発表文とApple Storeのどちらも49,800円(税込)で、同日から予約を受け付け、11月13日(金)に発売されます。構成は128GBでギガビットEthernet付きの1種類だけになり、旧型にあった64GBのWi-Fiモデル(Ethernetなしモデル)は消えました。米国価格は約4万7,400円(299ドル、税別)です。本体に3つのマイクを内蔵し、リモコンを持たずに「Siri」と呼びかけられるようになりましたが、日本語は対応言語の対象外です。

Apple TV 4K
画像:Apple(日本)(製品ページ)

日本は6月に先に上がっていたので今回は5,000円増

旧型(第3世代)の日本価格は、2026年9月1日時点のApple Storeの保存ページで34,800円(Wi-Fi・64GB)と44,800円(Wi-Fi + Ethernet・128GB)でした。新型と同じ128GB・Ethernet付きで比べると5,000円増で、上げ幅は約11%です。米国は同じ構成が約3万9,500円(249ドル)から約4万7,400円(299ドル)へ約7,900円(50ドル)増、約20%の値上げとなりました。

上げ幅が日本の方が小さいのは、日本が6月25日の一斉値上げで先に大きく上がっていたからです。この日、Apple TV 4Kは日本で19,800円から34,800円(75.8%増)、23,800円から44,800円(88%増)へ改定されました。米国でも同じ日に値上げされ、64GBは約2万450円(129ドル)から約3万1,500円(199ドル)、128GBは約2万3,600円(149ドル)から約3万9,500円(249ドル)へ上がっています。2022年の発売時からの累計では、128GB・Ethernet付きが日本で2.09倍、米国で2.01倍ですので、4年で2倍というのは日米どちらも同じということになります。

日米香港の3地域では、税抜の本体価格は日本が最安

日本の49,800円は税込ですので、税抜では45,273円です。米国の約4万7,400円(299ドル)は税別で、ここに州ごとの売上税が乗ります。香港は約4万8,500円(2,399香港ドル)で、香港には消費税がありません。ということは、1ドル158円台の円安でも、税抜の本体価格は日本が米国・香港より安いということになります。

一方で、一番安いApple TV 4Kを買いたかった人にとっては、購入に必要な金額が34,800円から49,800円へ15,000円(43%増)上がったことになります。9to5Macによると、旧型で一番売れていたのはこの64GBのWi-Fiモデルだったということです。旧型ではThread対応とEthernetが128GBモデルだけの機能でしたので、新型は全員に上位構成を買わせる形にしたということですね。

本体への呼びかけは9言語、日本語は対象外

米国の発表文では、新型の目玉はリモコンなしで使えるSiriです。本体に3つのファーフィールドマイクを内蔵し、テレビの音が鳴っていても声だけを切り出して「Siri」または「Hey Siri」を聞き取ります。マイクのデータはA19チップ内のSecure Exclaveという隔離された領域で処理され、tvOSやアプリ、Appleからも読めない作りです。ところが注釈を読むと、本体への呼びかけに対応するのはtvOSの言語が標準中国語・オランダ語・英語・フィンランド語・フランス語・ドイツ語・ヘブライ語・ノルウェー語・スウェーデン語の9言語のときだけで、日本語は対象外です。

これがそのまま日本向けの資料に反映されています。日本語の発表文には「Siriに呼びかける」「ファーフィールドマイク」「Apple Intelligence」の節がそもそも無く、マイクへの言及はSecure Exclaveの説明に出てくる1か所だけです。日本の仕様ページに至っては、マイクの項目はSiri Remote上部の「Siri用マイク」だけで、米国の仕様ページにある「3つのマイクアレイと音声分離」の行が丸ごと落ちています。米国の製品ページの「Siri AI」の節も、日本の製品ページでは従来の「Siri」の節に差し替わっています。日本の購入ページにはハンズフリー操作への言及がありますが、対応言語は米国の発表文の注釈で確かめる必要があります。日本語で使う場合は、これまでどおりSiri Remoteのボタンから呼び出すことになります。

Siri AIは旧型にも配信、ただし英語の8か国から

Appleの発表によると、Apple Intelligenceで作り直したSiri AIは、tvOS 27.2でベータとして配信され、第2世代以降のApple TV 4Kでも使えます。当ブログで8月にtvOS 27のコードに痕跡があるとお伝えした内容が、そのまま製品になった形です。提供開始時は英語のみで、対象は米国・英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・インド・シンガポール・南アフリカの8か国です。ホームアプリ上のホーム所有者が、最新ソフトウェアを入れたApple Intelligence対応のiPhoneかiPadを持ち、Siri AIを有効にして対応言語に設定することが条件です。EUでは当初、iOSとiPadOSのSiri AIが提供対象外となります。発表文に出ている提供予定はこの英語の8か国だけで、日本語の時期にはどこにも触れていません。

第2世代・第3世代を持っている人は、対応地域・言語などの条件を満たせば、Siri AIのために本体を買い替える必要はありません。9to5MacはA19を搭載した新型の方が快適に動くだろうと推測しています。ただ、日本語で使う人は、新型でも旧型でも従来のSiriを使うことになります。

新しいSiri Remoteは「探す」対応、旧型のApple TVでも使える

第4世代のSiri Remoteは外観をそのままに「探す」に対応し、iPhoneから正確な場所を表示できるほか、内蔵スピーカーで音を鳴らして探せます。注釈によると、「探す」そのものは第2世代以降のSiri Remoteで使えます。正確な場所の表示は第4世代のリモコンと、最新のiOSを入れたiPhone 17以降(iPhone 17eを除く)・iPhone Air・iPhone Duoの組み合わせが必要で、音を鳴らして探す機能は第4世代だけです。米国では単体約9,400円(59ドル)で、Apple TV HDと歴代のApple TV 4Kに対応します。日本の発表文も「別売りでも購入できます」と書いていますが、10月14日の確認時点で、日本のアクセサリ一覧には第4世代のSiri Remote単体価格が表示されていません。

リモコンがソファの隙間に入って見つからないときには、音を鳴らして場所を絞れるのが便利ですね。本体を買い替えずにリモコンだけ足せるので、旧型のユーザーにとってはこちらの方が今回の発表で一番役に立つ製品といえそうです。

HomePod 4台のサラウンドは新型だけ、A19・Wi-Fi 7・AV1も

HomePod(第2世代)またはHomePod mini 2を4台使うサラウンドは、第4世代のApple TV 4Kだけの機能です。前のペアと後ろのペアをそれぞれ同じモデルでそろえるのが条件で、前がHomePod(第2世代)、後ろがHomePod mini 2という組み合わせも認められています。最新のOSを搭載したApple TV 4K(第4世代)と組み合わせ、各スピーカーの位置に合わせて音のタイミングと音量を自動調整します。

チップはA15 BionicからA19になり、AppleによるとCPUが最大50%、GPUが最大2倍高速化しました。無線はWi-Fi 7、Bluetoothは6に対応し、旧型のWi-Fi 6、Bluetooth 5.0から更新されました。AV1のデコーダも新たに載せています。AV1形式で配信される動画を効率よく再生し、ストリーミングの通信量を抑えるための機能です。同梱物は本体・Siri Remote・電源コードで、HDMIケーブルとリモコン充電用のUSB-Cケーブルは別売りです。初めて買う人は、テレビにつなぐHDMIケーブルも用意する必要があります。音楽まわりは先月のtvOS 27のハイレゾロスレス対応の記事のとおりで、こちらは旧型でも使えます。

小龍的にはこう思った

当然ながら、中国本土は今回も販売対象外です。Appleの中国サイトにはApple TV 4Kの製品ページ自体が無く、発表時の販売地域は米国を含む30の国と地域です。香港は約4万8,500円(2,399香港ドル)で予約を受け付けています。本土では売っていないのに標準中国語には対応して、売っている日本の言語には対応しない、というのが今回のApple TV 4Kの現状です。9月にA19搭載とSiri AIの噂をお伝えしましたが、チップもSiri AIも噂どおりで、日本語の扱いだけが今回も置き去りになりましたね。

小龍的には、日本で買う人にとっての新型を選ぶ理由は、A19の速さ、Wi-Fi 7、AV1、HomePod 4台のサラウンドの4つだけだと考えます。新型の目玉である本体への呼びかけとSiri AIは、日本語で使えるようになるまでは数に入れない方がよいでしょう。第3世代の128GBモデルを持ち、今の映像や音に満足している人は、当面そのまま使えばよいと考えます。Siri AIは第2世代以降も対応予定で、新しいリモコンも単体で追加できます。HomePodを4台置いてサラウンドを組みたい人には、新型への買い替えが必要です。

これから初めて買う人は選択肢が49,800円の1種類しかなく、旧型の64GBモデルが34,800円を切る値段で在庫処分に出てくれば、そちらを選ぶのも手でしょう。ただし、第3世代の64GBモデルの接続はWi-Fiのみで、この世代でThreadを使うスマートホームの中継役にするには128GBモデルが必要です。本体に話しかけたい人は、日本語がいつ9言語の仲間に入るのかをAppleが示すまで、暫く様子を見た方がよさそうです。

記事は以上です。

(記事情報元:Apple Newsroom(日本)、Apple Newsroom(米国)、9to5Mac。円換算は三菱UFJ銀行の公表相場の仲値TTM、2026年10月13日公表の1ドル=158.53円、1香港ドル=20.20円で計算した参考値です)

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