Appleが開発しているというEV(電気自動車)【Apple Car】は誰もが関心を寄せる大きな”噂”であり、同時に”謎”でもある。これまでの噂では、Appleは2021年に噂で注目を集める【Apple Car】をリリースするといわれており、またApple関連のニュースにはよく登場する投資・証券会社のPiper Jaffrayのアナリスト、ジーン・ミュンスター(Gene Munster)氏もこの発売時期には大いに賛同しているようだ。
ミュンスター氏は2021年にはApple Carの一部の”成果”を見ることができるだろう、と分析している。
【Apple Car】は噂通り2021年にリリースか
「私たちは、Appleが2021年に自社開発の【Apple Car】をリリースすると信じています。またAppleは引き続き、これまでのエクスペリエンスを利用して【Apple Car】を発展させると思われます」とミュンスター氏は語る。
Apple Carの発展の可能性はCarPlayにかかっている
当然、ジーン・ミュンスター氏はApple Carが長期発展できる主な理由を、Appleの既にリリースされているCarPlay車載システムにあるとふんでいる。ますます多くのメーカーの車種がこのCarPlayをサポートするようになり、それによってより多くのデータを集めているAppleは、現在はカーナビに毛が生えた程度のCarPlayに更にハイレベルの機能を持たせることも可能になるからだ。
BMWがよい学習対象でありパートナーとなり得る
そして自動車市場については、ジーン・ミュンスター氏はBMWがAppleのよい学習対象であり、またはよい提携先になるだろうとしている。
BMWは2015年に世界で190万台の自動車を販売し、その販売価格の平均が75,000ドル(約750万円)であることから、1425億ドル(約14兆2500億円)もの収入があることになる。実はこれまでAppleとBMWは何回か提携に向けて話し合いを行ったものの、最終的には決裂している。とはいえ、AppleはかつてBMWとの関係は非常によかったので、今後また条件を合わせて手を組む可能性は否定できない。以下は当ブログでお伝えした、AppleがBMWとダイムラーとの提携交渉が決裂したというニュース(2016年4月21日)。
ドイツのニュースサイトHandelsblattによると、AppleはずっとダイムラーとBMWの2社とEV(Apple Car)プロジェクトについて提携の交渉をしながらも合意に至っていないという。Appleは自動車の生産に関してはこれまで一切経験がないため、従来の自動車メーカーと提携を結びたいと考えているようだ。しかしどちらが主導権を握るか、またデータをどちらが掌握するかの問題で常に合意にいたらず、提携話はご破算になってしまっているようだ。 Apple、ダイムラー・BMW2社とEVの提携交渉決裂、原因は主導権争いとiCloud搭載か - 小龍茶館 |
Appleはこれまでの秘密主義の方針を貫いているため、外界からの【Apple Car】の推測が後を絶たない。
(番外編)先にサードパーティからiPhone対応のハイエンドイヤホンが再来年に登場?
最後にジーン・ミュンスター氏は少々話をそらせている。
Appleは2018年にサードパーティに対して、iPhoneのイヤホンのライセンス販売を許可するという(恐らくLightningコネクタを使ったイヤホンのことかもしれない)。全くApple Carとは関係ないが、、まあ、まずはサードパーティからハイエンドのiPhone専用イヤホンが、再来年に登場することになるだろう(ずいぶんと先の話だが)。
記事は以上。
(記事情報元:iDownloadBlog)