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iPhone5Sに搭載予定のA7チップは28nmプロセス採用、省電力化

昨日(9月2日の)のAppleサプライチェーンからの情報によると、
まもなくリリース発表されると思われる、
次世代iPhoneのフラッグシップモデル「iPhone5S」に搭載されるCPUは、
Appleによって全く新しく設計し直されたもので、
チップ名は「A7」であるという。
それと同時に、台湾の工商時報はiPhone5Sに搭載されるA7チップは、
SamsungとTSMC(台湾積体電子)によって同時生産され、
28nmプロセスが採用されたデュアルコア設計であるという。
他にもAppleは来年にはフラッグシップモデルにA8チップを用い、
20nmプロセス(そしてデュアルコアである可能性が高い)を採用した上に、
それはTSMC(台湾積体電子)による単独生産となるという。

iPhone5Sについては、先月からバックパネル(ハウジング)の画像や映像のリークが続いている。
それを見ると、iPhone5Sの外観デザインはiPhone5とほぼ一緒だが、
内部に関しては大きな違いがあることが見てわかる。
iPhone5S内はロジックボード(メイン基板)の区域が少し少なくなり、
バッテリーの領域が大きくなった。
リークした映像の中ではiPhone5Sのバックパネルの中にiPhone5のバッテリーを入れているが、
バッテリーの周囲に空間が余っていることがわかる。
このことはA7チップが28nmプロセスで製造されていることを裏付けている。
従来のiPhone5に搭載されているA6チップの32nmプロセスに比べれば、
28nmプロセスではCPUの面積を減らせるだけではなく、
電池の消費量や発熱量を下げることができる。
この省電力化とより大容量のバッテリーによって、
iPhone5SはiPhone5よりもバッテリー持続時間が延びることが期待される。

以前国外のメディアが、
Appleが現在テストを行っているA7チップは、
iPhone5が使用しているA6チップに比べ31%高速化しているという。
またA7チップの中にはもう1つ単独のチップを含んでおり、
それは処理の追跡の役割を果たすという。
それがどんな機能を生むのかはまだ我々にはわからない。
9to5Macも、AppleのA7チップは64ビットの最新ARMv8コマンド群を搭載するとのことで、
このA7チップを搭載した端末では動画処理やiOS7のグラフィックエフェクト処理に、
高い威力を発揮するだろうと思われる。

記事は以上。

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