Digitimesの報道によると、Appleの次世代iPhoneはiPhone 5から続いたCNC加工されたアルミシャーシをやめ、ステンレス鋼によるフレーム構造に戻すようだ。そしてその発注先はフォックスコン(Foxconn、富士康)、とアメリカに本拠地があるJabilの2つに分かれるとのこと。
次世代iPhoneはアルミシャーシをやめ、2枚のガラスパネルをメタルフレームで挟んだサンドイッチ構造になるとみられ、そのメタルフレーム(金属ベゼル)は鍛造ステンレス鋼が用いられるとのこと。鍛造ステンレス鋼を用いることで強度が増す上に、更にコストを下げられ、また製造時間の短縮も図れるという。
ちなみにAppleのiPhone 4と4sに用いられたステンレスフレームも、フォックスコンとJabilの2社によって供給されていた。
サプライチェーンからの情報によれば、鍛造ステンレス鋼を用いることで現在のCNC機械加工(マシニング加工)よりも30〜50%コストダウンすることができ、更に品質コントロールもしやすく、品質もより安定するという(=歩留まりもよくなる)。
新型デザインがこれまでのAppleのサプライチェーン構造、特にシャーシメーカーのCatcher TechnologyとCasetekに与える影響については、Appleは別の内部構造パーツもこの2社に発注しており、ステンレス鋼ベゼルはCNCマシニング加工よりも更に精度が求められるため、これらの2社への影響は限定的という。
次世代iPhoneの組立委託先には、Appleは従来のフォックスコンとペガトロン(Pegatron、和碩)に加え、ウィストロン(Wistron、緯創)を追加したという情報もある。
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(記事情報元:Digitimes)