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Apple Watch開発中のプロトタイプ機の画像が公開、iPod Nano偽装ケース付の珍品

TwitterアカウントのApple Demo(@AppleDemoYT)が、開発中のApple Watchのプロトタイプのものとされる画像を公開しています。

▼ユニークなのが、他の産廃業者から手に入れたとされるApple Watchプロトタイプのものと違い、セキュリティのためにiPod Nanoに見せかけるための偽装ケースがついていることです。また、稼働しているように見えます。これまでのプロトタイプはどれも稼働せず、どんなソフトウェアやシステムが入っているかは謎のままでした。今回のプロトタイプには起動時のものとみられるAppleロゴマークが表示されています。ただ、この画像を公開したApple Demoは、このプロトタイプで稼働しているシステムについて何も情報を出していません。

▼これがiPod Nano偽装ケースを取り外した状態とみられるプロトタイプ本体。本体左側に、謎の端子かセンサーのようなものがついているのが見えます。何に使われるのか、気になりますね。。プロトタイプ本体自体は、初代Apple Watchのステンレスモデルとほぼ変わらないデザインのように見えますね。裏側のセンサーが見たいのですが、写真は公開されていません。

▼iPod Nano偽装ケースの裏側に貼ってある、Config:とSN:という、調整番号とシリアル番号と思われるもの。ただこれはApple Demoによるぼかしが入っていて判読できなくなっています。

▼外箱にはCONFIDENTIAL(社外秘)の文字が見えます。当然のことですが。。ただこのプロトタイプの入手経路については語られていません。

その後、更に他の写真も公開されています。

▼外箱に、このデバイスはFCC(米国連邦通信委員会)の許可を経ていないもので、またこのデバイスは許可が取得されるまで今後販売されたり貸し出されたりしない、という警告のシールが貼ってありますね。組立は中国で行われたようです(ASSEMBLED IN CHINA)。

▼このUNIT PASSPORTは、これまでAppleの複数のプロトタイプに付属していたものでよく知られています。これによっていつどこで製造されたのか、またどの時点でのプロトタイプなのかが明らかになります。大事なところは全てぼかし加工が入ってしまっていますが。。

▼iPod Nano偽装ケース入りと、iPod Nano実機との比較。似てはいませんが、まあなんかiPod Nanoの派生機種かな、と見えなくもないですね。

というわけで、ちょっと面白いプロトタイプが出てきましたね。初代Apple Watchがリリースされたのが2015年なので、2014〜2015年頃のものと思われますが、日時は全てマスキングされているのでわかりませんね。

ちなみに、2020年4月にAppleプロトタイプ機収集家のGiulio Zompetti氏が産廃業者から手に入れたとされる、6つのApple Watchプロトタイプの写真は以下の通りです(Motherboardによる)。映画「スター・ウォーズ」に出てくる「デススター」のようなロゴプリントが印象的ですね。またセンサーの数やリューズのデザインも途中で変更されていたことがわかりますね。なぜここまでボロボロだったのかは、不明ですが。。笑

個人的にApple Watchを初代、Series 2、Series 5と所有してきましたが、毎日欠かさず装着するアイテムとなってきました。特に常時点灯になった現行最新のSeries 5は、動作もキビキビしていいですね。初代とSeries 2は当時でも遅くてどうしようもない感じがしましたが。。

プロトタイプで動くシステムはどのようなものか、かなり気になりますね。続報を待ちたいと思います。

記事は以上です。

(記事情報元:Cult of MacMotherboard

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