サイトアイコン 小龍茶館

【30分で来年1月】iPhone Duo、発売日分は即完売で日本の出荷予定は1月22日。eBayは約79万円

折りたたみ型の【iPhone Duo】の予約注文が10月16日午後9時に日本を含む70超の国と地域で始まりましたが、開始からわずか30分ほどで、全モデル・全色・全容量の出荷予定日が2027年1月へずれ込みました。日本のApple Storeは1月22日、米国は1月25日、中国本土は1月23日の表示で、10月23日の発売日に受け取れる分は即完売となりました。米国のeBayではナイトスカイの2TBが約79万1,000円(5,000ドル)で落札済みになっていて、定価との差は容量にかかわらず約28万5,000円(1,800ドル)でした。供給が少ないという話は当ブログでも何度もお伝えしてきましたが、ここまで極端な日付が初日に出るというのは、Appleの折りたたみ第1号がどれだけ作れていないかを数字で物語っています。待たないと買えないということでAppleが意図的に大人気を演出しているのかもしれませんが、部品供給不足の可能性も十分あり得るのではないでしょうか。

画像:Apple

日米中そろって2027年1月、予約開始から30分

日本のApple Storeオンラインは、ITmedia Mobileによると、午後9時の予約開始とともにアクセスが集中し、数分間は注文を完了できない状態になりました。午後10時近くに確認した時点では、全モデル・全色・全容量が「1月22日」出荷の表示に切り替わっていました。米国はMacRumorsが太平洋時間午前5時30分(日本時間午後9時30分)に確認した時点で、スターホワイトとナイトスカイの256GBから2TBまで8構成すべてが1月25日でした。9to5Macは一部の利用者に1月29日が出ているとも伝えています。中国本土はIT之家が山東省青島への配送で512GBを試したところ1月23日で、同誌は「2026年分の在庫は完売」と書いています。GSMArenaは米国・カナダ・英国・ドイツ・フランス・インド・オーストラリア・ニュージーランド・中国の9か国のストアを確認して、どこも1月22日だったとしています。当方でも昨夜各公式サイトを確認しましたが同じ結果でした。

Appleのサイトの表示に基づいて計算すると、発売日の10月23日から1月22日までは91日、ちょうど13週間です。予約開始から数えると14週間になります。日付が国によって1月22日だったり25日だったりするのは、確認した時刻と配送先で数日単位で動くためで、米国もGSMArenaが見た時点では1月22日でした。3日の差に意味はなく、「どの国で買っても1月下旬」というのが16日夜の時点の現実です。MacRumorsが書いている通り、Appleのオンラインストアで今から注文してもクリスマスには間に合いません。

折りたたみ型のiPhone Duoの予約注文が、今日10月16日午後9時に日本で始まります。Appleは10月15日付の日本のニュースルームの記事で、午後1時までに構成をショッピングバッグに保存しておけば、午後9時にワンクリックで注文を確定できると案内しています。対象のiPhone 12以降を下取りに出すと20,000円から172,000円の割引が受けられるという金額の幅も、今回初めて公式に出てきました。あわせて、搭載されるA20 Proの初めてのベンチマーク結果がiPhone 18 Proと同じ水準だったことをMacRumorsが伝え、TIMEの「2026年の最高の発明」に...
【今夜21時予約開始】iPhone Duo、下取り最大172,000円。A20 Proの初ベンチは18 Pro並み - 小龍茶館

1TBも2TBも同じ日付、足りないのはストレージではなく画面とヒンジ

GSMArenaが指摘しているように、普段のiPhoneなら高価な1TBや2TBは注文が少ない分だけ納期が早く出ます。今回は色と容量をどう組み合わせても日付が変わりませんでした。容量違いで変わる部品はストレージのチップだけですから、全構成が同じ日付ということは、ボトルネックが容量と関係ない共通部品、つまり折りたたみ有機ELパネルとヒンジにあることを意味しています。当ブログでも9月にお伝えした通り、Jeff Pu氏は年内の生産予想を700万台から600万台へ引き下げています。MacRumorsが9月末に伝えた界面新聞の取材でも、9月17日時点の最終組立の歩留まりは60%強にとどまり、成熟した水準になるまで半年から1年かかるとされていました。9to5Macは、Nikkei Asiaが9月に「1日数百台しか作れていない」と報じたことも挙げています。10月10日に証券時報が伝えた発注30%増も、増やしたあとで年内1,000万台未満という水準でした。

GSMArenaは比較として、iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxが年内に合計7,200万台売れる見込みだと書いています。iPhone Duoの600万台はその12分の1で、しかも70超の国と地域で同時に売るわけですから、1国あたりに回る台数はたかが知れています。発売日分を30分で使い切ったのは、需要が特別に爆発したというより、分母が小さすぎた結果と考えた方がよさそうです。

iPhone 18 Proシリーズでは、iPhone 18 Proが人気がなく、またiPhone 18 Pro Maxでは2TBモデルは早く手に入ったのと非常に対照的です。今回は人気ではなく、明らかに全体的な供給不足が原因と思われます。

折りたたみ型の【iPhone Duo】について、中国の経済紙である証券時報が10月10日(記事更新時点の3日前)、Appleが供給網への発注を30%増やしたと独占報道しました。増やしたあとでも、2026年秋の新機種としての総量は1,000万台を超えていないということです。同じ調整でiPhone 18 Proの発注は10〜15%減り、iPhone 18 Pro Maxは10〜15%増え、Proシリーズの合計は変わっていないとのことです。日本では今日13日からApple Storeの購入ページで予約注文の準備が始まります。予約開始は今週金曜日の16日午後9時、発売は23日となっています。...
【予約直前に発注30%増】iPhone Duo、増やしても年内1,000万台未満。「300万台増」の数字とは - 小龍茶館

日本は364,800円、米国より約4万9,000円高く、中国本土より約1万3,000円安い

価格は日本のApple Storeの購入ページで256GBが364,800円、512GBが399,800円、1TBが469,800円、2TBが574,800円です。米国は256GBが約31万6,200円(1,999ドル)、2TBが約50万6,000円(3,199ドル)です。中国本土はApple中国の購入ページで256GBが約37万8,200円(15,999元)、2TBが約62万6,400円(26,499元)となっています。256GBで並べると、日本は米国より約4万9,000円(約15%)高く、中国本土より約1万3,000円安いという位置になります。中国本土ではこのほか1人2台までの購入制限があり、eSIM専用のため中国本土の3キャリアで開通できるのは中国本土向けのモデル(A3721)だけだと購入ページに明記されています。つまり日本で買ったiPhone Duoを中国本土へ持ち込んでも普通の回線契約では使えないので、日本の方が安いからといって日本から中国へ流す転売は成り立ちません。

国内キャリアもITmedia Mobileの報道の通り、同じ16日午後9時に予約を受け付けています。256GBの一括価格はドコモが436,370円、auが419,800円、ソフトバンクが419,760円です。いずれもITmedia Mobileの価格記事の値で、ソフトバンクは記事本文の表の額です。Apple直販より約5万5,000円から約7万2,000円高くなりますが、2年後に返却する前提の実質負担は各社とも23万円から25万円程度に収まります。キャリア各社の出荷予定日については、今回の各報道では触れられていません。

eBayでは2TBが約79万1,000円、上乗せは容量に関係なく約28万5,000円

MacRumorsによると、米国のeBayではナイトスカイの2TBが約79万1,000円(5,000ドル)で落札済みの表示になっていて、定価の約50万6,000円(3,199ドル)に対して約28万5,000円(1,800ドル)の上乗せです。もう1件はナイトスカイ1TBの「予約確定済み」を約69万6,000円(4,400ドル)で、こちらも定価約41万1,100円(2,599ドル)からの上乗せは同じ1,800ドルでした。9to5Macは最大約82万2,600円(5,200ドル)で出品している転売業者が数十件あるとも書いています。容量が違っても上乗せ額がぴったり同じということは、買い手が払っているのは2TBのストレージ代ではなく「10月23日に受け取れる枠」の値段ということになります。1TBの方は本体ではなく予約の権利を売っているわけですから、なおさらです。

当ブログでもお伝えした通り、9月の香港ではiPhone 18 Pro Maxに発売日で約6万円(26.1%)の上乗せが付き、iPhone 18 Proは午後には原価割れしていました。iPhone Duoの上乗せ約28万5,000円は額でその5倍近く、率でも定価の56%です。供給が1月まで途切れると分かっている商品ですから、転売価格が発売日を過ぎて下がる理由も当面はありません。

本日9月18日は【iPhone 18 Pro/iPhone 18 Pro Max】の発売日。私は香港のAppleカントンロード店を訪れ、店内の混雑と店頭の行列を撮影しました。旺角の先達市場では、Pro Maxの256GBが約28万8,840円。Apple公式より約6万円高い即納価格が出ていました。現地の写真と、別途入手した深圳華強北のプレミア販売価格をお届けします。発売日のAppleカントンロード店。正面の歩道に人だかりができていました。筆者撮影カントンロード店の内外に集まる人々ガラス張りの店の前には行列ができ、店内にも大勢の人が集まっていました。中に入って...
iPhone 18 Pro発売日、香港で約6万円上乗せのPro Maxと店頭の行列 - 小龍茶館

今から買うなら、店頭受け取りは「10月24日に再確認」

MacRumorsによると、米国のオンラインストアではApple Storeでの受け取りを予約時に選べる状態が一時ありましたが、今は止まっていて、10月24日(土)に再確認するよう案内が出ています。GSMArenaが確認した各国のストアにも「10月24日に在庫状況を再確認」の表示が出ています。発売日の翌日という設定からして、発売日に店頭へ並べる分はもともと少なく、23日の店頭分がはけたあとに残りを割り振るという運用に見えます。日本のApple公式ページには「apple.com/jpと特定の通信事業者およびパートナーの店舗で2026年10月23日から購入できます」「パートナーによっては在庫が限られている場合があります」とあり、キャリアショップや家電量販店にも多少は発売日分が回るということです。

1月下旬まで待てる人は、今のうちにAppleのオンラインストアで注文を入れておけば、生産が追いつくにつれて日付が手前に動くこともあります(IT之家も、生産能力が上がれば出荷日は順次前倒しされると書いています)。発売日に欲しい人は、23日の朝に店頭へ行くか、24日に受け取りの表示を見直すかの2択です。約28万5,000円を転売業者に払う手もありますが、1月には定価で買える物に本体価格の半分以上を上乗せするのは、よほど急ぐ人以外には割に合いません。

小龍的にはこう思った

小龍的には、9か国のストアが同じ1月22日を出したというのが、今回いちばん気になった点です。国ごとに在庫を分けて売っているなら、人口も需要も違う9か国で日付がここまでそろうのは不自然で、第1弾の割り当てを各国が使い切ったあとの「次の便」を、Appleが世界共通で1月下旬に置いていると読むのが自然です。言い換えると、10月から12月の3か月分の生産は予約開始の30分で予約済みになり、1月以降の生産分から順番待ちが始まっているということになります。

折りたたみ画面とヒンジの歩留まりが上がらない限り、この順番待ちは縮まりません。界面新聞の取材では成熟した歩留まりまで半年から1年という話でしたから、春までは「予約して待つ」が標準の買い方になりそうです。日本の読者にとって現実的なのは、23日の店頭か、オンラインで1月を待つかのどちらかで、米国でこれだけの上乗せが付いている以上、日本のフリマサイトにも発売日分の予約が出てくると考えた方がよいでしょう。とはいえ、中国本土向けモデルしか本土では開通できないという縛りがある分、中国の転売業者が日本の発売日分を買い占めに来る心配だけはしなくてよさそうです。

まあいろいろと書きましたが、部品供給不足もありつつ、iPhone 18 Proシリーズはある程度数を確保できていたことを考えると、Appleが意図的に供給を絞ってその人気度を高めている可能性も否定はできません。需要を読み間違えるということはさすがにもう20年近くiPhoneを販売しているAppleではありえないでしょう。これもブランド戦略の1つなのかもしれません(スペシャルな製品は数量限定にしてスペシャル感をより高めてプレミアをつける)。真相はわかりませんが。。

One more thing…

実は私もApple Business Accountを使い、香港法人でiPhone Duo 512GB ナイトスカイ色を購入しました。注文は済ませたものの、実際にいつ届くのかという通知はまだ来ていません。ひとまず注文を終え、あとは到着の知らせを待っているところです。

実はiPhone 18 Pro Maxのときも、当初は11月の予定だったのに、結局は発売日に手に入ったんですよね。この経験からすると、香港法人での購入はどうも特別ルートのようです。今回のiPhone Duoでも、その「神通力」がどのくらい発揮されるのか、個人的には楽しみにしています。

とはいえ、自分の端末がいつ届くかもさることながら、それ以上に気になるのは発売日当日のプレミア価格です。香港・先達広場や深圳・華強北では、いったいどのくらいの値段が付くのか。今回のiPhone Duoは、そのあたりもとても気になりますね。もちろん記事にする予定ですのでお楽しみに。

もちろん気になるのは従来のiPhone Airと同様、香港版でも完全eSIM仕様だということ。中国のeSIMは、中国本土版でしかアクティベートができないため、使うことができません。使うなら私が自分で運営しているXiao Long eSIMを使うか、或いは深圳華強北の知り合いの業者に魔改造してもらって、物理SIMを入れられるようにするか。。です。私は後者が出るまで前者で粘ろうかなと思っております。魔改造についても、する場合はもちろんレポートさせていただきます。

なお、既に予約開始していますが敢えて格言を申し上げておきます。Appleは初物に要注意、ですよ。

記事は以上です。

(記事情報元:MacRumors、ITmedia Mobile、9to5Mac、GSMArena、IT之家、Apple。円換算は1ドル=158.19円、1元=23.64円(いずれも三菱UFJ銀行が2026年10月16日に公表した対顧客外国為替相場の仲値TTM)で計算した参考値です。)

モバイルバージョンを終了