Appleが先日フランス・パリで”Apple Watch”の初めてのお披露目パーティーを開催し、多くの業界の名士とされる人や、著名なファッション雑誌のトップや編集者が参加し、Appleの腕時計がリリースされた場合の業界への影響力を見せつけた形となった。

既に歩留まり検査に入っているApple Watch。。しかしサファイアガラス供給に難

AppleはこれまでApple Watchを来年の第一四半期にリリースするとしており、メディアでは2月のバレンタインデーの前に販売されるのではないかと予測されている。

Appleのサプライチェーンから伝わってきた情報によれば、Quanta（廣達電腦）が最近Apple Watchのテスト生産に入っており、既に製品検査によってその歩留まり率の計算にまで入っており、来年1月から始まる大量ロット生産が順調に進められるように調整を進めているという。QuantaはApple Watchの唯一の組立工場となる予定だが、台湾メディアの情報によればApple Watchに採用予定のサファイアディスプレイが、Appleのサファイアガラス提携先のGT Advanced Technologyの米国破産法適用申請によって供給が厳しくなり、来年のApple WatchはAppleの計画通りにリリースするのは難しいと予測されている。

アナリストによれば、GT Advanced Technologyの米国破産法適用申請は確実にApple Watchのリリースに影響を与えるとしている。なぜならGT AdvancedはAppleにとっては唯一のサファイアガラスの提携先で、来年リリース予定のApple Watchの2種類のバージョンにサファイアガラスが採用されることは発表済みだからだ。

画蛇添足：ファッションウォッチの地位を固めようとしているApple Watch

中国版VOGUEの表紙をApple Watchが飾り、Appleはますますファッションウォッチとしての地位を固めようとしている。業界内の評価はまあ、別として。。

しかしファッション業界のような人はApple Watch身につけないのではないだろうか。。ファッション好きな人がパーティーにパテック・フィリップの代わりにあれを腕に巻きつけていきたいと思うだろうか？沢山製品が売れたら猫も杓子も身につける。。そして高級品のEDITIONシリーズでも本物のスイスのラグジュアリーウォッチほど高くない。毎日充電しなきゃバッテリーが持たない。そんな腕時計を欲しがる人はどこにいるんだろう。。
もちろんメディアで悪いことを書く人はいないだろう、そう、偉大な広告主で世界一の金満のApple様だから！

しかしこれだけ派手にやっておいて、サファイアガラスの供給の問題でリリースを先延ばしされるいうのも十分あり得る話だ。株価を気にしまくっている今のAppleとしては、当然売りまくりたいのでバレンタインデーの前に間に合わせようと躍起になるだろうが、まずはものがなければ始まらない。Apple Watchにこれっぽっちも惹かれない私個人としてはその間に根本的なデザインとか機能を見直した方がいいんじゃないかと思うが。急いで出す必要なんか全くないと思う。

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