9月末のAppleのiPhone5sの発表によって、
iPhoneに新たにゴールド色が加わった。
スペースグレイやシルバー色に比べ、
ゴールド色は圧倒的な人気を誇っている。
SIMフリー版などが未だにヤフオク等で高値をつけているのも、
その人気を物語っているといえるだろう。
そのゴールド色の成功を受けて、
我々は当然10月22日のAppleのスペシャルイベントで発表される新型iPadもゴールド色がラインナップされると考えたが、
最終的に結果はそうならなかった。
(iPhone5sの人気の秘訣である新しい指紋認証機能Touch IDも搭載されなかったが)
先週のスペシャルイベントで発表された新型iPad、
iPad AirとiPad mini Retinaモデルには、
カラーバリエーションとしてシルバーとスペースグレイしか用意されなかったのだ。
※ちなみに以下はiPad mini等のゴールド色とされた流出バックパネル画像。
後にこれは色を調整したか、ニセモノを掴まされたということが判明する。
中国のリーク大王C科技も騙された、というか我々はC科技に騙されたわけだ。
では、なぜiPadにはゴールド色が採用されなかったのだろうか?
著名なブログ、Daring Fireballにて、
著者のJohn Gruberがそのことについて興味深いことを書いている。
Gruberの記事によると、
実はAppleは内部ではゴールド色のiPadのテストを行われたのだが、
このゴールド色を比較的大きなデバイスに適用すると、
その効果が理想的ではないと判断されたそうだ。
ゴールド色のiPhoneが見た目がいいのは、
iPhoneが比較的小さいボディだからであり、
まるで宝石のように大事に見えるからなのだ。
そんなわけで、今後もiPadシリーズにゴールド色が採用されることはなさそうだ。
期待していた人は残念。
しかし確かに、Gruberの言うことは一理あると思う。
あんなに大きいデバイスが金色だったら、
ともかくいかにも中国語で名付けられた土豪金(成金ゴールド)な感じがするだろう。
ゴールド色のiPad AirやiPad mini Retinaを使いたい人は、
ゴールド色ステッカーを貼るか、
ゴールド色のカバーをつけてはいかがだろうか。
記事は以上。