次世代iPhoneが3種類あるといわれている中でも、iPhone発売10周年記念アニバーサリーモデル【iPhone 8(iPhone X、iPhone Editionとも)】のスペックや外観には注目が集まっている。
そんな中、本日/LEAKESとcnBetaでiPhone 8シャーシのSIP(検査仕様書)とみられるものがリークされた。表記は繁体字中国語なので、台湾系企業(恐らくフォックスコン(Foxconn、富士康)かその下請企業)からのリークものとみられる。
検査仕様書は表になっており、左から領域、領域の部分、検査項目、検査基準(合格許容範囲)、そして検査方法が指定されている。
何よりも注目はやはりAppleロゴの下にある、Touch IDのものと思われる丸い穴だ。やはりTouch IDは背面に移動するのだろうか。そしてデュアルレンズカメラ(図では「火山口」と表現されている)は噂通り縦配置になっているが、フラッシュはこれまでの2つのレンズの間、所謂「火山口」内部に配置されるという噂とは異なり、下側に別枠で配置されるようだ。
図面のファイル名が20170503.pptとなっており、5月3日に作成されたか更新されたということで比較的最近のものとみられる。なお、ネタ元のcnBetaの記事の標題や本文では「生产配置流程图(生産配置工程図)」となっているが、それは大間違いで、製造が全くわかっていない素人の記者が書いたものと思われる。10年以上中国でものつくりと調達に関わっていた私としても、文書の内容を見れば、またファイルの日付の前にSIPとあることから、これは”検査仕様書”であると断定できる(生産配置工程図ではない)。
さてiPhone 8は1000ドル以上の価格になって、9月以降に発表され、そしてリリースは少し遅れるかもしれない。ベゼルレスAMOLED(有機EL)ディスプレイ、デュアルレンズ縦配置、物理ホームボタン廃止、Touch IDは背面に配置、外形サイズはiPhone 7とiPhone 7 Plusの間くらいのというのはどうやらだいぶ固まってきたようだが。。最終的にどうなるかはまだわからない。
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