これまでAppleのiPhoneの組立は大部分をフォックスコン(Foxconn、富士康)が委託先として受注していることは有名だが、iPhoneの組み立て工場としてはもう1つ、それほどシェアは大きくないがペガトロン(Pegatron、和碩)もあるのはご存じだろうか。
iPhone中文網の情報によると、そのペガトロンが今年秋に発売予定の次世代iPhone、iPhone6s/6s Plusのうち一部の組立を受注することがほぼ確実となったという。
昨年ペガトロンの代表取締役童子賢が株主総会で、ペガトロンの中国工場がこれから大量の人材を雇うと発表した。その目的はiPhone6sの大量の受注を受けられるように準備するため、ということも明言していた。
各iPhoneの委託先工場の人的リソース拡張計画を見る限り、iPhone6s/6s Plusの量産は8月から開始されるものとみられている。また従来の新型iPhoneのリリース周期をみれば、その時期は合理的で納得できるものといえよう。
業界内部の事情を知る人物によれば、次世代iPhoneのiPhone6s/6s Plusは9月か10月に販売開始され、初期ロットもその時期に間に合わせるように完成されるという。
画蛇添足 One more thing…
iPhone中文網はソースを示していないので、具体的になぜ確実といえるのかはわからないが、昨年12月にはiPhone6sの半分以上の受注をペガトロンがとったというニュースが流れていたので、恐らく情報に誤りはないだろう。
また既にiPhone6sの量産の噂は出ているのに、今年はiPhone6sのプロトタイプなどのリークが異常に少ない。Appleが情報統制を見直したのかもしれない。
8月に量産開始ということはもう2ヶ月を切っており、既にかなり部品の選定は進んでいるはずだ。ただiPhone6からiPhone6sへのアップグレードでは、これまでのiPhone4からiPhone4s(アンテナの位置変更くらいしか外観の違いがない)、iPhone5からiPhone5s(背面のフラッシュとTouch IDの搭載、電源ボタンやボリュームボタンの微妙な変化が見分けるポイント)と同様、あまり外観に変更はないのかもしれない。今のところ、上の画像のようにローズゴールドバージョンが追加されるなどという噂もある。
ただAppleは量産直前に仕様を変更するようなこともよくやるようで、確定はまだもう少し先なのかもしれない。当ブログでもiPhone6s/6s Plusに関して何らかの情報があり次第いち早くお伝えしていく予定。
記事は以上。
(記事情報元:iPhone中文網)