Appleが2026年8月13日付で、【iPhone X】と【2018年モデルのMacBook Pro 15インチ】をオブソリート(obsolete、旧式)製品に認定しました。これによりApple Storeおよび正規サービスプロバイダでの修理やハードウェアサービスが受けられなくなります。iPhone Xは2017年11月発売。あれからもう、そんなに経つのですね。。
「ビンテージ」と「オブソリート」は別物です
Appleの製品には、サポートの段階が2つあります。混同されがちなので整理しておきます。
- ビンテージ(vintage) … 販売終了から5年以上。部品の在庫がある範囲で修理を受けられる
- オブソリート(obsolete) … 販売終了から7年以上。修理は一切受けられない
今回iPhone Xが到達したのは後者です。Apple StoreでもApple正規サービスプロバイダでも、もう修理してもらえません。バッテリーが膨らんでも、画面が割れても、Appleの窓口では門前払いということになります。
iPhone Xの歩み
簡単に振り返っておきます。
- 2017年11月 発売
- 2018年9月 販売終了
- 対応した最後のOSは iOS 16
- 2026年8月 オブソリート認定
iPhone Xは、iPhoneで初めてOLEDディスプレイとFace IDを載せた機種です。ホームボタンを廃してノッチを付けたあの姿は、当時それなりに賛否がありましたが、結果として以降のiPhoneの基本形になりました。ステンレスのフレームとガラスの背面という組み合わせも、今見ても古びていません。
10周年記念モデルとして出てきて、名前もあえて「10」を意味するXにしたわけですが、そのXが7年経ってサポートの外に出た。来年は20周年記念モデルの話をしているわけで、時の流れを感じます。
とはいえ、中国では話が違います
ここからは中国在住者としての実感です。
Appleが修理を打ち切ったからといって、中国でiPhone Xが直せなくなるわけではありません。深圳の華強北をはじめとする修理市場では、この程度の年代の機種の部品など掃いて捨てるほどあります。バッテリーも、画面も、ロジックボードの部品単位でも手に入ります。むしろ今後、正規で直せなくなる分だけ、そちらに流れる需要が増えるでしょう。
実際、中国ではiPhone Xを現役で使っている人をまだ見かけます。iOS 16で止まっているとはいえ、微信(WeChat)と支付宝(Alipay)が動けば日常生活は回りますから、買い替える強い理由がないんですね。
ただし、非正規修理には注意点もあります。部品の品質はピンキリで、特にディスプレイは純正と社外品で明確に差が出ます。またバッテリーについては、粗悪品を掴むと膨張や発熱の危険があります。値段だけで選ばないことをお勧めします。
手元にあるiPhone Xをどうするか
もし今もお持ちなら、選択肢はこのあたりでしょうか。
- 使い続ける … iOS 16で止まっているのでセキュリティ更新は期待できません。決済や金融アプリを入れたまま使うのはお勧めしません
- サブ機にする … 音楽再生、目覚まし、子供用など、通信を伴わない用途なら十分現役です
- 下取りに出す … 値は付きにくいですが、部品取りとしての需要はあります
個人的には、この世代のiPhoneはデザインとして完成されているので、手元に1台残しておく価値はあると思っています。ステンレスの光り方は、今のチタンやアルミとはまた違った良さがあります。
記事は以上です。
(記事情報元:MacRumors)
※記事中の画像はイメージです。実機の写真ではなく、生成AIで作成したものです。

