Appleは来る9月12日(日本時間9月13日未明)に行われる新製品発表イベントで、3機種の新型iPhoneを発表するのではないかと噂されています。これまでの慣例を破ってなぜ3機種かというと、そのうちの1機種、iPhone発売10周年記念アニバーサリーモデルの【iPhone 8(仮称。iPhone 8 Edition、iPhone X、iPhone Proとも)】がハイエンドモデルとなり、価格も大幅に高く設定されることから(最安値の64GBで999ドル、約11万円)、マーケティングの意味合いも込められているといいます。
また外観や仕様なども大きく変わるため、製造のための部品の確保などが難しく、そのため初期ロットは非常に少なくなるといわれています。その分を、従来の【iPhone 7】のアップグレード版である【iPhone 7s(或いはiPhone 8)】シリーズ2機種で補う、というのが3機種になるもっともらしい理由といえるでしょう。
しかし最新の台湾のサプライチェーンからの情報によると、アニバーサリーモデルの【iPhone 8(Edition?)】は、初期ロットが既に急ピッチで製造(組立)されているもの、9月末までのキャパは最大でも500万台に止まるとみられます。
現在のところ、フォックスコン(Foxconn、富士康)は【iPhone 7s(或いはiPhone 8)】、【iPhone 7s Plus(或いはiPhone 8 Plus)】、そして【iPhone 8(或いはiPhone 8 Edition)】という3種類の新型iPhoneについて、大多数の受注をしているといわれています。特に【iPhone 8】については他の2つの組立委託先(ペガトロンとウィストロン)には発注されておらず、フォックスコンが独占で受注したといわれています。
つまり、フォックスコンのみで【iPhone 8】が組み立てられるわけですが、その生産台数が9月末までに最多でも500万台しか確保できないようです。そしてその後キャパの拡大につれて、今年のQ4全体の班美台数は3000〜3500万台が出荷可能となり、来年のQ1には4000万台に増やす予定だといいます。
500万台という数字は、Appleにとっては非常に小さなものでしかありません。特に新機種発売当初は、多くのユーザがキャリアの2年や3年縛り等で苦しんでおり、それから解放されるという理由による購買需要もあります。
上記の情報が本当であれば、世界的に【iPhone 8】は初期には500万台しか存在しないことになり、希少価値が非常に上がるため、いわゆる「転売ヤー」が暗躍しまくるのではないかと思われます。また発売当初は香港などでは超プレミア価格がついて売り出されることでしょう。昨年の【iPhone 7】のジェットブラック色が初日には倍以上の価格にはなったので、恐らくそのくらいは行くのではないかと予想されます。
そして中国ではやはり「人とは違う」というメンツのためにiPhoneの新機種を手に入れることが多く、外観が大きく変更されたモデルの方が確実に好まれるため、今回のアニバーサリーモデル【iPhone 8】は大人気を博すと思われます。となると、やはりそこには転売ヤーが暗躍し、価格は暫く高騰するものと思われます。なお、日本でも【iPhone 8は】相当な争奪戦になりそうな予感がします。転売ヤーは中国人が殆どですが、今回は香港人や日本人も多く参加しそうです。
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(記事情報元:WeiPhone)