本日9月18日は【iPhone 18 Pro/iPhone 18 Pro Max】の発売日。私は香港のAppleカントンロード店を訪れ、店内の混雑と店頭の行列を撮影しました。旺角の先達市場では、Pro Maxの256GBが約28万8,840円。Apple公式より約6万円高い即納価格が出ていました。現地の写真と、別途入手した深圳華強北のプレミア販売価格をお届けします。
カントンロード店の内外に集まる人々
ガラス張りの店の前には行列ができ、店内にも大勢の人が集まっていました。中に入って撮った写真では、時計バンドが並ぶ壁の前まで人で埋まっています。発売日に自分の目で見ると、やはり熱気がありますね。
Appleの発表では、Proシリーズは香港を含む国・地域で9月18日に発売。一方、iPhone Duoは10月16日予約開始、23日発売です。Duoの発売までは今日から35日。この日はまずProシリーズを手に入れたい人が動く日ということです。
店内では、iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxの展示機も撮影しました。下の3枚は店頭の展示機です。Proのホーム画面は繁体字で、尖沙咀の天気ウィジェットが表示されていました。背面はバーガンディで、3眼カメラが並んでいます。Pro Maxの情報画面に表示されていた容量は256GB。後ほど紹介する私の512GBの端末とは別のものです。
香港の即納価格、Pro Maxは約6万円の上乗せ
旺角の先達市場で見たのが、次の手書きボードです。9月18日午前10時と書かれ、在庫あり・即納を掲げています。以下はこの店が示した販売価格。香港全体の平均や、実際に売買が成立した価格とは区別して見てください。
Apple香港の公式価格と同容量で比べました。正規価格は下取りや値引き前の本体価格です。円換算は参考額で、両替・決済手数料や持ち帰る際の費用は含めていません。
| 容量 | Apple公式 | 店頭の即納価格 | 上乗せ額 | 上乗せ率 |
|---|---|---|---|---|
| 256GB | 約209,140円(10,499香港ドル) | 約239,040円(12,000香港ドル) | 約29,900円(1,501香港ドル) | +14.3% |
| 512GB | 約245,000円(12,299香港ドル) | 約274,900円(13,800香港ドル) | 約29,900円(1,501香港ドル) | +12.2% |
| 1TB | 約314,720円(15,799香港ドル) | 約344,620円(17,300香港ドル) | 約29,900円(1,501香港ドル) | +9.5% |
| 2TB | 約418,300円(20,999香港ドル) | 約458,160円(23,000香港ドル) | 約39,860円(2,001香港ドル) | +9.5% |
| 容量 | Apple公式 | 店頭の即納価格 | 上乗せ額 | 上乗せ率 |
|---|---|---|---|---|
| 256GB | 約229,060円(11,499香港ドル) | 約288,840円(14,500香港ドル) | 約59,780円(3,001香港ドル) | +26.1% |
| 512GB | 約264,920円(13,299香港ドル) | 約328,680円(16,500香港ドル) | 約63,760円(3,201香港ドル) | +24.1% |
| 1TB | 約334,640円(16,799香港ドル) | 約384,460円(19,300香港ドル) | 約49,820円(2,501香港ドル) | +14.9% |
| 2TB | 約438,220円(21,999香港ドル) | 約507,960円(25,500香港ドル) | 約69,740円(3,501香港ドル) | +15.9% |
Pro Maxの256GBは、公式の約229,060円(11,499香港ドル)に対して約288,840円(14,500香港ドル)。上乗せは約59,780円(3,001香港ドル)、率にすると26.1%です。計算式は「(店頭価格−公式価格)÷公式価格×100」。為替で膨らんだ差ではなく、同じ香港ドル同士でこれだけの差があります。公式の比較元はApple香港の販売ページです。
私が話を聞いた業者によると、香港版は転売価格で見ると3,000〜5,000香港ドル程度(約59,760〜99,600円)のプレミアがついているとのこと。今回の店頭ボードとApple公式価格から計算したPro Maxの上乗せ額も、256GBが3,001香港ドル、512GBが3,201香港ドル、2TBが3,501香港ドルで、この3容量は約59,780〜69,740円の上乗せとなり、業者から聞いた相場の範囲とおおむね一致しています。一方、1TBの上乗せは2,501香港ドル(約49,820円)で、その範囲より低い価格でした。
ボードの面白いところは、Pro Maxだけ上乗せが大きいこと。256GBのProは約29,900円(1,501香港ドル)の上乗せで14.3%、Pro Maxはその約2倍の金額です。Apple公式での両機種の差は約19,920円(1,000香港ドル)ですが、この店では約49,800円(2,500香港ドル)まで広がっています。同じ発売日でも、大きい方を今すぐ欲しい需要に強気の値札を付けている、と私は読みました。比較にはApple香港の公式価格を使っています。
予約した香港版512GBを受け取り、その場で開封
私自身も、予約していたiPhone 18 Pro Maxを本日9月18日に受け取りました。バーガンディの香港版、512GBです。ここからの2枚は展示機ではなく、私の端末。受け取って、その場で開封しました。
上の価格表で紹介した旺角の先達市場では、同じPro Maxの512GBの即納価格は約328,680円。私は事前に予約していたので、この即納価格は払っていません。
深圳華強北のプレミア販売価格と、状態による差
別途、中国広東省・深圳市の華強北(携帯電話や電子部品の卸売市場が集まる地区)で流通している、Pro Maxの人民元建てのプレミア(上乗せ)販売価格リストも、業界関係者から独自に入手しました。こちらは私が香港の店頭で撮影したものとは別の資料です。チャンネル版、事前アクティベート済み、国内版でアクティベート後1〜5日という3区分に分かれ、掲載された色による価格差はありません。事前アクティベート済み・国内版アクティベート後1〜5日という区分があるのは、水客が香港から中国本土へ持ち込む際の通関事情によるものです。端末が未アクティベートのままだと「私物」として認められず、関税(輸入税)を払う必要が生じます。そのため、あらかじめアクティベートしてから持ち込むことで、使用済みの個人所有物として扱われ、関税を避けられます。
チャンネル版は業者の流通区分として記された名称です。掲載元はブラックリストの心配がないという趣旨の説明を付けていますが、これは販売側の主張です。ここでは業者の提示価格として比較します。
| 容量 | Apple公式 | チャンネル版 | 事前アクティベート済み | 国内版・アクティベート後1〜5日 |
|---|---|---|---|---|
| 256GB | 約256,500円(10,999元) | 約263,520円(11,300元) | 約263,520円(11,300元) | 約244,860円(10,500元) |
| 512GB | 約303,140円(12,999元) | 約305,490円(13,100元) | 約303,160円(13,000元) | 約282,170円(12,100元) |
| 1TB | 約384,760円(16,499元) | 約384,780円(16,500元) | 約380,120円(16,300元) | 約361,460円(15,500元) |
| 2TB | 約501,360円(21,499元) | 約501,380円(21,500元) | 約494,380円(21,200元) | 約478,060円(20,500元) |
比較元はApple中国本土の公式販売価格です。国内版のアクティベート後1〜5日の区分には、未使用、充電回数0〜1回、付属品一式、AppleCare+無しとの表示があります。事前アクティベート済みの区分にもAppleCare+無しと書かれています。いずれも掲載元が示す状態条件です。
チャンネル版の256GBは約263,520円(11,300元)。Apple公式の約256,500円(10,999元)との差は約7,020円(301元)、2.7%です。512GBは0.8%、1TBと2TBは公式との差がそれぞれ約23円(1元)で、ほぼ同額でした。香港のPro Max・256GBの26.1%と比べると、公式価格に対する上乗せ幅がかなり違います。
ただし、円にそろえると見え方がもう少し変わります。256GBの公式価格は香港が約22万9,060円、本土が約25万6,500円で、出発点は香港の方が約2万7,440円安い。それが今回の提示価格では香港が約28万8,840円、本土のチャンネル版が約26万3,520円となり、香港が約2万5,320円高くなります。安い地域のはずが、発売日の即納価格では逆転しているのです。正規価格は香港と中国本土のApple公式を使用しています。
また、同じ本土の256GBでも、国内版のアクティベート後1〜5日は約244,860円(10,500元)。チャンネル版より約18,660円(800元)安い表示です。香港と本土という地域差だけでなく、未開封か、既にアクティベートされているか、保証や返品をどう扱うかで比べる必要があるでしょう。買い取りを考える場合も、まずこの条件をそろえるのが先です。
華強北で流通する香港からの持ち込み品には、通称「水客」(シュイクー)による陸路運搬の密輸手数料も上乗せされます。水客とは、香港と深圳の国境を日常的に行き来して商品を運ぶ運び屋のこと。こうした費用も、本土公式価格より高いプレミア価格になる理由の一つです。
私の見立てでは、今日から当面、特に深圳側の中国本土への入国時には、持ち物検査がかなり厳しくなるでしょうね。
小龍的にはこう思った
小龍的には、売れ行きが振るわないと言われていたiPhone 18 Pro/Pro Maxでも、香港版にはこれだけのプレミアがついていることに驚きました。なんだかんだ、まだ香港版にはプレミアがつくんですね。
私が現地で見聞きした限り、行列にいた大半の人は予約した端末の受け取りではなく、ただ見に来た人か、「運がよければ在庫があるかも」と来た人でした。Appleカントンロード店の外には、その場で買い取りをする転売ヤーもいて、とんでもない人だかりに。警察まで来て「道を塞ぐな」と注意していたくらいです。
香港版や中国本土版を選ぶなら、価格と一緒にSIM仕様と地域ごとの違いも購入判断の材料になります。私が気になるのは、このプレミアが今後何日続くか。発売日の今日だけで終わるのか、明日以降も続くのか、見ていきたいですね。
記事は以上です。
(記事情報元:筆者の香港現地写真、入手した深圳華強北のプレミア販売価格リスト、Apple香港、Apple中国本土、AppleのProシリーズ発売案内、AppleのDuo発売案内、香港税関。円換算は2026年9月18日の三菱UFJ銀行公表相場の仲値TTMを使用。1香港ドル=19.92円、1人民元=23.32円。為替の出典。TTMはTTSとTTBの平均で、香港ドルは20.35円と19.49円、人民元は23.62円と23.02円から計算。人民元は同表のオフショア人民元に基づく相場です。円額は原則10円単位に四捨五入しています)
