iOS8.4搭載デバイスを完全脱獄ツールTaiGを使って脱獄する方法と手順

xiaolong

9年前

AppleからiOS8.4が2015年7月1日にリリースされ、即日iOS8.3対応完全脱獄（紐なし脱獄、Untethered Jailbreak）ツール”TaiG v2″がアップデートし、iOS8.4に対応した。

そこでTaiG v2を使ってiOS8.4〜iOS8.1.3のiOSデバイスを脱獄（ジェイルブレイク、Jailbreak）する方法を以下にまとめてみた。基本的にはほぼボタン一つ押すだけなので簡単なのだが、脱獄前の注意事項などが多いので慎重に準備を進めたほうがよいので、それらについても記述している。

なお、記事更新時点でTaiGの最新バージョンはv2.3。セキュリティや安定性の観点から、脱獄ツールは必ず最新バージョンを使うようにしよう。

iOS8.4対応完全脱獄ツール”TaiG v2″の対応iOS

上記のiOSが搭載された以下のデバイスに対応。

記事更新時点でWindowsのみ。

※必ずTaiG公式サイトから最新版をダウンロードして使うこと。

脱獄にはリスクが伴う、自己責任で！
まず、脱獄（ジェイルブレイク、Jailbreak）自体が、セキュリティホールをついたものなので、デバイスがセキュリティ的に非常に弱くなること、また普通はAppleに許可されていないiOSシステム深部までいじれるようになるため、それをいじることでシステムに異常をきたす可能性もあること、また入獄せずに脱獄している状態では、Appleの保証が効かなくなるなどのリスクがあることをあらかじめ認識し、自己責任で行って欲しい。少なくとも、rootのパスワードくらいは自分で変えられる知識は持っていないと、脱獄はやめた方がいい。
TaiG v2の実行には新しいiTunesではうまくいかないことがあり、iTunes 12.1.2の旧型のビデオカード用のインストールが必要。
※iTunes 12.0.1の人はそのままでOK
- iTunes 12.1.2 for Windows (64 ビット、旧型のビデオカード用)ダウンロードリンク
  
  itunes64setup.exe
3K assistantのチェックを外さないと中国製インストーラがインストールされてしまう

以下は実際に私がiOS8.4を搭載したiPhone6 Plusを、TaiG v2.3を使って脱獄した手順をまとめたものだ。まっさらな状態なら、Startボタンを押してから2〜3分で脱獄が終了するはずだ。

Windowsが動作する母艦を用意する。
上記のダウンロードリンクより、TaiGの最新バージョンをダウンロード。
母艦のiTunesを12.0.1或いは12.1.2 for Windows (64 ビット、旧型のビデオカード用)にダウングレードしておく。
iTunes等でデバイスの完全バックアップを取っておく。
iOSデバイスはできるだけまっさらな状態にしておいた方がいい。もし既に脱獄しているデバイスであれば、できるだけDFUモード（スリープボタンとホームボタンを同時押しで10秒待つ）にしてからiOS8.4にアップデートし、アクティベートした直後の状態で脱獄した方が失敗するリスクが低くなる（私も毎回そうしている）。TaiGも公式で、OTAでアップデートしたデバイスは避けるように警告している。また、中に入っているデータが多ければ多いほど脱獄にかかる時間が長くなるので時間の無駄となる。