Appleの傘下ブランドBeatsから、未発表のヘッドホン【Beats 360】が出てくるようです。英国の複数の小売サイトに製品ページが一時的に載り、その後削除されたもので、価格は299ドルからとされています。メッシュのイヤーカップにヘッドバンド、交換できるクッション、そしてBeats初の防水対応。AirPods Maxを思い出す形です。

メッシュのイヤーカップ、水滴、そして交換できるクッション。画像はイメージです。
何が出てきたのか
掲載されたのは英国のAmazonなど複数の小売サイトです。発売日の記載はありませんでしたが、小売の在庫データに載るということは、発表が近いことを意味します。色はピンク、ブラック、スカイ、クラウドの4色。クッションのキットにはボルトとネイビーもあるようです。
掲載はすでに消されています。この手の「出てすぐ消える」は、たいてい本物です。
中身はどうなっているか
- IPX4の防水・防汗 … Beatsとして初めて。運動中に使う前提の作り
- 交換できるクッション … 通気性のよい編みタイプと、柔らかいタイプの2種類
- ノイズキャンセリング … Beats Studio Proの最大1.75倍とされる
- 空間オーディオ … 頭の動きに追従する方式に対応
- AppleだけでなくAndroidでも使える
この構成で299ドルは、なかなか強いと思います。特に汗に強いオーバーイヤーという点が効いています。ジムでヘッドホンを使う人は、汗でイヤーパッドが傷むことに毎回悩まされてきました。クッションが交換できるなら、そこも解決します。
AirPods Maxとの関係をどう見るか
気になるのはAirPods Maxとの棲み分けです。念のため、今日(2026年8月20日)時点の公式価格を各国のApple公式サイトで確認しました。
| 国・地域 | AirPods Maxの公式価格 | 米国 | 549ドル | 中国本土 | 3,999元 | 日本 | 89,800円 |
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Beats 360が299ドルなら、AirPods Maxのほぼ半額です。しかもAirPods Maxは重く、防水がなく、運動には向きません。真正面からぶつかる製品ではなく、Appleが自分で空けている穴を、Beatsで埋めにいく形だと見ています。
Appleがこの手の住み分けをするときは、たいていBeats側の方が実用的で、値段も現実的です。
中国での位置づけ
ここからは中国在住者としての話です。
中国のヘッドホン売り場は、300ドル前後がいちばん激しい価格帯です。EdifierやAnkerのSoundcoreといった中国勢が、ノイズキャンセリング付きのオーバーイヤーを日本円で1万円台から並べています。性能もこの数年で本当に良くなりました。
その中で、Beatsはブランドとして売れる数少ない外国勢です。若い層に定着していて、色の展開も中国の売り場に合っています。逆に言うと、Beatsが中国で戦えているのは音質ではなく見た目とブランドの部分で、そこは中国メーカーがいちばん追いつきにくいところでもあります。
3,999元のAirPods Maxは、中国では完全に趣味の商品となっています。299ドル前後、中国だと2,000元台に収まるであろうBeats 360の方が、実際に街で見かける製品になるはずです。
発表は9月と見ています
9月にはiPhone 18 Proと折りたたみに話題が集中しますが、耳まわりの新製品も控えています。カメラ付きのAirPodsについてはこちらに書きました。
カメラ付きAirPods、macOSのRCに宣伝映像が同梱。9月発表の可能性が高まる
Beats 360は、その脇でひっそり出てきて、しっかり売れる。そういう製品になりそうな気がしています。。
記事は以上です。
(記事情報元:MacRumors、価格は各国のApple公式サイトで確認)
※記事中の画像はイメージです。実機の写真ではありません。

