Appleは日本時間昨日2018年12月18日未明(午前2時頃)に、モバイルデバイス用OS、iOS 12.1.2正式版をリリースしました。iOS 12としては通算5個目のバージョンアップです。一つ前のバージョン、iOS 12.1.1が12月6日にリリースされてから12日でのアップデートとなり、かなり短い間でのアップデートとなりました。
iOS 12.1.2アップデートの内容・修正点、リリースノート
以下がAppleによるiOS 12.1.2のリリースノートです。小数点2桁アップデートで、細かい新機能やバグの修正などが行われています。
iOS 12.1.2では、iPhoneで発生していたバグが修正されました。このアップデートには以下の修正が含まれます:
iOS 12.1.2の新機能
- iPhone XR、iPhone XS、およびiPhone XS MaxのeSIMアクティベーションに関するバグを修正
- トルコでiPhone XR、iPhone XS、およびiPhone XS Maxのモバイルデータ通信に影響する可能性のある問題に対処
このアップデートのセキュリティコンテンツについては、次のWebサイトをご覧ください:https://support.apple.com/kb/HT201222
引用元:Apple
iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS MaxのeSIMアクティベーションに関するバグを修正
iPhone XS/XS Max/XRでは、中国版を除いてeSIMが導入されていますが、そのeSIMでのアクティベーションに関するバグが修正されたということです。今回、iOS 12.1.1リリースから12日で急遽iOS 12.1.2がリリースされたのは、この問題の修正が大きかったのではないかと思われます(トルコでのモバイルデータ通信に影響する問題も、大きいとは思いますが)。というのも、iOS 12.1.1ではeSIM対応業者の拡大が行われ、それによって問題が出てきた可能性があるからです。
ちなみに、中国版・香港版のiPhone XS Max/iPhone XRは物理デュアルSIMとなっていますので、この影響は受けません。詳細は当ブログでもまとめていますのでご覧ください。
iPhoneの最新機種3機種に対して行われた修正で、それ以外の旧機種のiPhoneには影響しませんが、それでもセキュリティやパフォーマンスのアップデートが行われている可能性がありますので、アップデートしておいた方がいいと思われます。なお、今回のアップデートはiPhoneのみに行われ、iPad全機種・iPod touchは対象外になっているという変則的なアップデートとなっています。
アップデートはOTAで可能
iOS 12.1.2へのアップデートは、iOS端末の設定>一般>ソフトウェアアップデート、或いはiTunesから可能です。なお、アップデートパッケージのサイズは大きさは小数点2桁アップデートの割には少し大きめで、iPhone XS MaxでiOS 12.1.1からアップデートする場合は100.8MBとなっています。
サイズが少し大きいので、アップデート自体にも少々時間がかかります。時間に余裕を持って行いましょう。20〜30分くらいは見ておいた方がいいと思います。寝る前にダウンロード、インストール(アップデート)指示をやっておくのがいいかもしれません。
iPhone XSシリーズ/iPhone XR用を含む、iOS 12.1.2オリジナルファームウェアのダウンロードはこちらから
最新の【iPhone XS/iPhone XS Max/iPhone XR】用も含め、iOS 12.1.2のファームウェア(OFW)のダウンロードリンクはこちらです。
基本的にはiOSは最新バージョンにしか復元できないようになっていますが、先にファームウェアをダウンロードしておいて複数台をアップデートする、或いは一つ前のiOSでSHSHが発行されているバージョンへのダウングレードやバージョン維持復元の用途でお使いいただけると思います。
記事は以上です。